バラに添える草花~連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」第2回(2021年5月号)
宿根草の人気店「おぎはら植物園」の店長・荻原範雄さんが、ナチュラルガーデンにおすすめの植物と、その楽しみ方をレクチャーするテキスト連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」。
5月号掲載、第2回の内容をご紹介!
第2回「バラに添える草花」
バラは年数がたつほどに足元が寂しくなりがちです。殺風景なバラの足元を宿根草や一年草でカバーすると、バラも草花も同時に楽しめます。
バラに草花を添えるときは、バラを庭の「主役」とするか、「一部」にするか。これが植物を選ぶポイントになります。
バラを主役にするなら、添える植物はわき役に。バラより目立つ花は避けて淡いパステル調の花色や小花を組み合わせ、バラの花を最大限に引き立てるようにしましょう。
バラを庭の一部とするなら、バラに負けないような植物を競演役に。鮮やかで濃い花色や大輪の花を植えるとよいでしょう。
最近のバラは病気に強く、花つきもよいものがふえ、周囲に草花を植える自由が生まれました。連載2回目となる今月号は、バラに寄り添うように植えて楽しむ植物たちをご紹介します。庭がよりナチュラルにすてきになるでしょう。
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荻原範雄(おぎはら・のりお)
おぎはら植物園店長/長野県上田市で宿根草と山野草を扱う植物専門店を営む。数多くの種類をそろえ、訪れる人に楽しんでいただきたいという思いから、園芸店でありながら「植物園」の名をつけている。扱う宿根草と山野草は4000種を超え、全国に生産者とネットワークを持ち、海外から新品種の導入も積極的に行う。近著に『咲かせたい!四季の宿根草で庭づくり』(講談社)など。
★テキスト連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」