「たねダンゴ」の作り方を動画で紹介!
「たねダンゴ®」とは、日本家庭園芸普及協会が普及を推進している新しいタネまきの手法です。
土でつくったダンゴの中に、肥料を入れて、草花のタネをつけて植えつけるという、とてもシンプルな方法。もともとは、東日本大震災の復興支援活動の一つとして生まれました。
球根を植えるような感覚で、花壇やプランターに直接植え込むので、誰でも簡単にタネまきができ、手軽に花を咲かせられます。
たねダンゴの作業は、園芸シーズンの秋、そして春がいちばんよい時期です。
日本家庭園芸普及協会のYoutubeチャンネルでは、たねダンゴの作り方を解説する動画が配信されていますので、ぜひ参考にしてみください。
たねダンゴ®を作ろう♪
たねダンゴの良いところ
ダンゴの重さがあるので、タネが風に飛ばされません。雨でも流れにくく、傾斜地での花壇づくりにも適しています。
また、ダンゴを土に埋めるので、小さなタネを一粒ずつ植える手間がなく、誰でも簡単にタネから草花を育てることができます。タネを地面にじかまきすることになるので、大地に根を張り、力強く育ってくれます。
芽は一か所からまとまって出てくるので、花の芽と雑草との区別がつきやすく、草取りがしやすくなるのもポイント。一つの場所から数株の芽が出るので、花束のような姿に育って花が咲きます。
そして、タネだんごをつくること自体が楽しい! 誰もが泥んこ遊び感覚で楽しめます。
たねダンゴに向く花の種類
<春まきにおすすめの花>
マリーゴールド/クレオメ/ヒャクニチソウ/ハゲイトウ/コスモス/ハツユキソウ/センニチコウ など
→約1か月後から花が楽しめます
<秋まきにおすすめの花>
ヒメキンギョソウ/ネモフィラ/ハナビシソウ/カスミソウ/ヤグルマギク/ムギセンノウ など
→春に花が咲きます
たねダンゴの材料と作り方
★100個分の材料の目安
けと土:2L
赤玉土(小粒):1L
タネ:適量
緩効性化成肥料:50g
二価鉄イオン水:適量
珪酸塩白土(粒状):50g
珪酸塩白土(粉状):50g
1. けと土7:赤玉土3の割合で混ぜ合わせます。
土の水分が足りない時は、水を加えてよくこね合わせます。加える水には、タネの発芽をよくするために、二価鉄イオン水を混ぜておくとよいです。
2. たねダンゴ1個分の大きさは、小さなキンカンくらいの大きさ(直径3cmほど)をイメージします。ダンゴのてっぺんを開けて、緩効性化成肥料と珪酸塩白土(粉状)をひとつまみずつ入れます。
3. タネを2か所に入れます。
なじませるように軽く押し込んで、丸く形作ります。
4. 仕上げに、珪酸塩白土(粉状)をくるくるとつけたら、でき上がりです。
植えつける前には手のひらで、ぎゅっと軽く押しつぶします。
詳しい解説は、動画でご覧ください!