タマネギってこんな野菜!知っておきたい3つの性質
とりたては甘くてみずみずしく、生でもおいしいタマネギ。冬越し野菜の定番ですが、意外と失敗しがちな野菜でもあります。タマネギの性質をとことん知って大成功を目指しましょう。
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タマネギってこんな野菜
栽培のチャンスは基本的に年に1回
タマネギは、寒さには強くても暑さが苦手。暑さの前に球を太らせて養分を蓄え、その養分を使って生育を止めた状態で(休眠)、夏を乗り切るのが生育のメカニズム。この休眠前の肥大した球を収穫するのが、タマネギ栽培です。収穫から逆算すると、栽培のスタート適期は秋から初冬。チャンスは、基本的に年に1回です。
じっくり育つが手間は少ない
秋から初冬にタネまき・植えつけをしたタマネギは、冬の間に根や葉を少しずつ伸ばし、春、日が長く、暖かくなると球の肥大が始まります。収穫は春から初夏なので、栽培期間は半年以上。とはいえ、病害虫の被害を受けにくく、手間も少ないのが魅力です。
早晩性が個性的
タマネギには極早生(ごくわせ)から晩生(おくて)まで、さまざまな品種があります。早晩性(そうばんせい)ごとに個性が異なるので、品種選びのときに意識してみましょう。
冬越し野菜特集「来年の春は失敗しない! タマネギを深堀りする」より