ハッとするほどかわいい! 冬に花咲くアネモネ
年末には園芸店の店先を飾るアネモネの苗。冬のやわらかな光を浴びた花びらがふんわり。育ててみると、ハッとするほどかわいい姿に見惚れます。1年で最も寒い時期から春まで1株から次々に咲き続けるのもうれしい花です。
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寄せ植えでもかわいい
苗から始めると冬から春まで咲き続けるアネモネは、同じように寒さに強く長く咲くパンジーやビオラ、プリムラなどと相性抜群です。パンジーやプリムラに比べて草丈が高く花も大きいので、寄せ植えにすると引き立て合います。玄関先などに飾って、冬に咲く花のエレガントな魅力をアピールしませんか。
清楚な白いアネモネに、プリムラ・ジュリアンや宿根イベリス、斑入りのアイビーなど明るい色合いを、紺色のコンテナで引き締めている。寄せ植え制作:大滝暢子 撮影:田中雅也
庭植えでもすてき
園芸品種のチューリップは一般的に球根1個から1花しか咲きませんが、アネモネは小さな球根1つからいくつもの花が咲きます。チューリップと一緒に秋に植えつけると、ひと足(二足?)早く咲きだし、春の花々が咲くまでの庭を明るく彩ります。ちょっとくらいの雪が降っても大丈夫です。
蕾を見せ始めたチューリップの葉をバックに、赤いアネモネが映える。撮影:入江寿紀
テキスト『趣味の園芸』2022年1月号 「ハッとするほどかわいい! アネモネ」より