12か月栽培ナビ『エダマメ インゲン ラッカセイ ソラマメ エンドウ』~人気のマメ栽培が一冊に!
植物の1年間を通しての育て方・作業がひと目でわかるシリーズ「12か月栽培ナビ」から、3月17日『エダマメ インゲン ラッカセイ ソラマメ エンドウ』が発売。
茶豆種や黒豆まで400以上の品種があるエダマメをはじめ、シャキシャキと風味のよいインゲン、ユニークな育ち方をするラッカセイ、冬越しをして育つソラマメ、エンドウと、5種のマメの栽培を収載。本書では、人気のマメ類の月ごとの管理について徹底ナビゲーションします。
家庭菜園でこそ本当の味を堪能できるマメ類。ぜひとも家庭菜園で育ててとりたての味を堪能しましょう!
内容紹介
エダマメは湯を沸かしてからとりに行け
鮮緑色の豆と豊かな香り、コクのある甘みとプリプリとした食感など、五感で味わうおいしさがエダマメの持ち味。収穫の適期は数日と短いうえ、収穫直後から鮮度が落ち始めるので、取りたての価値が何より高い野菜の一つ。とりたてをすぐに調理して食べられる家庭菜園でこそ、本当のおいしさが味わえる。品種は全国で400以上のあるといわれ、茶豆種、黒豆種などを網羅した品種紹介も魅力。
軟らかく風味のよいさやを食べるインゲン
品種は、大きく分けてつるなし種とつるあり種、さやの形の違いで丸さや種とモロッコインゲンなどの平さや種がある。つるなし種はタネまきから約60日で収穫でき、収穫期間は約1か月の短期集中型で初心者、プランターにおすすめだ。
とてもユニークな育ち方をするラッカセイ
開花後、花のつけ根から子房柄と呼ばれる細い枝が伸びて土にささり、その先端にさやができるので、豆は土の中から出てきる。暑さに強くて生育旺盛、病気や害虫にも強く、栽培は容易。土の中で育つ、不思議な豆の観察を楽しみながら育ててみよう。
冬越しさせて育てる初夏のマメ、ソラマメ&エンドウ
冬の低温にあうことで花芽を作る性質があるため、晩秋にタネをまいて、耐寒性が強い小苗で冬越しさせるのが一般的。春に一気に成長して開花、さやをつける。適期のタネまきが肝心で、あとは移り変わる季節が豆を育ててくれる。緑が少ない春の菜園で次々と咲く、可憐な花も楽しみ。ソラマメは豆が肥大すると、その重みでさやが垂れ下がってきたら収穫だ。鮮度が落ちやすく、おいしい取りごろは3日程度といわれるだけに、家庭菜園でこそ作ってほしい野菜。
シャキシャキとした歯ごたえの若いさやを食べるサヤエンドウ、肉厚で甘いさやと豆の両方を食べるスナップエンドウ。丸々と太った豆を食べるグリーンピースは甘くて風味がよく、缶詰や冷凍ものとは段違いのおいしさだ。
3種の栽培法は同じ。4月中旬からサヤエンドウの収穫が始まり、次いでスナップエンドウ、グリーンピースが適期を迎える。
シカクマメ&三尺ササゲ、ヒヨコマメ&レンズマメ
珍しいマメの栽培方法もコラムで紹介。
目次
◆エダマメの魅力と分類
エダマメの魅力
エダマメの分類 白毛種 茶豆種 黒豆種
◆12か月栽培ナビ エダマメ
エダマメの魅力と年間の作業・管理
◆12か月栽培ナビ インゲン
インゲンの魅力と年間の作業・管理
◆12か月栽培ナビ ラッカセイ
ラッカセイの魅力と年間の作業・管理
◆ソラマメ、エンドウ 冬越し豆の魅力と分類
エンドウ(サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピース〈実エンドウ〉
ソラマメ
◆12か月栽培ナビ ソラマメ、エンドウ
ソラマメ、エンドウの魅力と年間の作業・管理
・マメ類の病害虫
・マメ類の連作障害
・マメ類の土作りの基本
・Column
著者/藤田 智(ふじた・さとし)
恵泉女学園大学人間社会学部教授(生活園芸、野菜園芸学)。1959年、秋田県生まれ。岩手大学大学院修了。大学での講義のほか、社会人を対象とした講演や菜園教室でも指導を行う。わかりやすい解説とユーモアあふれる語り口で人気の「野菜作りの伝道師」。「NHK趣味の園芸 やさいの時間」の講師を、番組開始の2008年から務め、「初めてでも失敗しない」家庭菜園のメソッドには定評がある。『藤田 智の 新・野菜づくり大全』ほか著書多数。
NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビ ⑲エダマメ インゲン ラッカセイ ソラマメ エンドウ
國武久登/定価:1,320円(本体1,200円+税10%)/A5判並製/96ページ
2022年3月17日発売
NHK出版 | Amazon
★「12か月栽培ナビ」シリーズ①~⑱好評発売中!