庭で引き立つ ブルーの宿根草~連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」第13回(2022年4月号)
宿根草の人気店「おぎはら植物園」の店長・荻原範雄さんが、ナチュラルガーデンにおすすめの植物と、その楽しみ方をレクチャーするテキスト連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」。
4月号掲載、第13回の内容をご紹介!
第13回「庭で引き立つ ブルーの宿根草」
可憐で清楚な印象があるブルーの花々は、日本人好みといわれます。どこか野に咲く花を思わせ、ナチュラルガーデンにはなくてはならない存在です。
4月号では、ブルーの花が大好きという荻原さんがとりわけ美しい花々をセレクトしました。自然が生み出す青の色の豊かさをご堪能ください。
――メッセージ from おぎはら
園芸初心者こそ、ナチュラルガーデンを!
連載2年目を迎え、ナチュラルガーデンに似合う草花を引き続きご紹介できるのは、とてもうれしいことです。4月号からもさまざまな草花や庭のことをお伝えしますので、どうぞお楽しみに!
ところで、この春から庭づくりを始める方もいらっしゃると思います。そんな初心者のみなさんには、改めて「ナチュラルガーデン」をおすすめします。ナチュラルガーデンは自然な雰囲気の庭のこと。主役は置かず、配置も決めず、好きな草花を植えて楽しみます。メンテナンスがラクで、植物まかせに自由に楽しめる庭ともいえるでしょう。
とはいっても、植物は種類によって日当たりや暑さ寒さなどの好みはさまざま。育てるときは植物の性質を知ることが大切です。最初はうまくいかないこともあるでしょう。そんなときは種類を変えて、また植えてみましょう。庭づくりは挑戦と失敗の繰り返しですが、自然とその環境に合う植物たちが集まるもの。それこそがナチュラルガーデンといえるのではないでしょうか。
まずは好きな花を1つ植えてみませんか。今回は青く美しい花を集めました。じつはブルーはナチュラルガーデンに使い勝手がよい花色です。テキストでたっぷり紹介します。
★この号に掲載されています
荻原範雄(おぎはら・のりお)
おぎはら植物園店長/長野県上田市で宿根草と山野草を扱う植物専門店を営む。数多くの種類をそろえ、訪れる人に楽しんでいただきたいという思いから、園芸店でありながら「植物園」の名をつけている。扱う宿根草と山野草は4000種を超え、全国に生産者とネットワークを持ち、海外から新品種の導入も積極的に行う。近著に『咲かせたい!四季の宿根草で庭づくり』(講談社)など。
★テキスト連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」
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