【バラの疑問】鉢はどこに置けばいい? 咲いた花は切らなきゃだめ?
華麗な見た目とは裏腹に、「バラ」は根性も十分。あれこれお世話をしなくても、花を咲かせることができます。もちろん、果てなく続くバラの道を極めたい人はそれもよし。でも、ひとまず最初は肩の力を抜いて、気楽なバラロードを進んでみませんか。
鉢植えでバラをとことん気楽に育てるために、ローズソムリエの小山内 健(おさない・けん)さんが、疑問に答えてくれました。
【置き場の疑問】鉢はどこに置けばいい?
1日最低4時間、日光浴させてあげよう
日照時間は、午前中に日当たりがよいのが理想ですが、午前中に2時間と午後に2時間など、合計4時間あれば育ちます。
そよ風が通る場所が好き
バラは蒸れることを嫌います。特に葉はジメジメするのが苦手。根から吸った水分を葉から出すときにそよ風があると、葉の表面がすぐに乾いて蒸れにくくなります。置き場は風通しのよいところを選びましょう。
【花がら切りの疑問】咲いた花は切らなきゃだめ?
もったいなければ散ってからでもOK
花がら切りは、咲き終わった花を切ることです。花色がちょっと変わっても、まだきれいな花を切ることにためらいを感じる方も少なくないでしょう。切るのは花が散ってからでもかまいません。次に咲く花が遅くなるだけで、バラが枯れることはありません。でも、散った花びらは病害虫の原因になるので取り除きましょう。
次々と咲かせたければ早めに切ろう
花がらを切るのは、株の体力を保ち、繰り返し花を咲かせるためです。花色が変わったら早めに切ると、次には大きくきれいな花が見られます。
『趣味の園芸』5月号では、バラ栽培のコツについて、さらに詳しく紹介しています。
テキスト『趣味の園芸』2022年5月号 「今すぐスタート! とことん気楽な鉢植えバラ育て」より