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アジサイのドライフラワーに挑戦!吉谷さんおすすめの「ウォーター・イン・ドライ」メソッド

アジサイのドライフラワーに挑戦!吉谷さんおすすめの「ウォーター・イン・ドライ」メソッド
シリカゲル製と普通のドライを組み合わせた、アジサイならではの繊細な花色のリース(撮影:田中雅也)

庭やベランダで、愛情込めて育てたアジサイ。その美しさをできるだけ長く、もっと身近に楽しむ方法を、英国園芸研究家の吉谷 桂子(よしや・けいこ)さんに教えていただきました。

 

ドライになる過程を楽しむ
吉谷さんおすすめ「ウォーター・イン・ドライ」メソッド

 

少なめの水に生けたまま、徐々に乾かす方法。少しずつ水あげが減ることで、ナチュラルなドライフラワーが完成します。色がきれいに残りやすいのも利点。「水替えの必要はないけれど、水の減り具合はチェックして」。

 

●方法

コップなどの容器にアジサイを入れ、茎の長さの3分の1の水を注ぐ。直射日光の当たらない風通しのよい場所に置き、水が蒸発してなくなるまで、様子を見ていく(2週間程度が目安)。花びらを触り、紙のように乾いてきたら、ドライが完成。うまく乾かず、しおれてきたときは、水量を最初と同じく3分の1まで足して、リトライを。

*「逆さに吊るす」は失敗しがち
ドライフラワーは、切ってすぐ逆さに吊るして乾燥させる方法がおなじみ。でも、湿気の多い日本の環境には不向きで、乾燥が不十分なまま、シワシワになりがち。

 

●楽しみ方1

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カットしたペットボトルを、空き箱に入れてデコレーション。捨てるものを活用するのも、吉谷さんの得意ワザ。
ドライになるまで置きっぱなしでいいので、かわいくアレンジすればテーブルフラワーにもぴったり。

 

●楽しみ方2

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豪華なバスケットアレンジ。じつは花を生けているのは、ペットボトルと紙コップ。どんな容器に入れてもカバーで遊べるのが、花を飾る楽しみの一つ。大きなバスケットなら、舞台裏がおしゃれに隠せて、倒れる心配もない。

 

開花からドライまで長く楽しめる花

 

「アジサイは、春先の新芽から開花、秋に枯れていく姿まで、多様な表情を見せてくれる花。育てる喜び、飾る楽しさ、そしてドライフラワーにと、異なる美しさを長く味わえるのも、大好きな理由です」という吉谷さん。
しかし、アジサイは切り花にすると水あげが悪く、部屋に飾るには、少しコツが必要です。「私も、数々の失敗を重ねてきました。同じ方法でも、花によって失敗したり成功したり。そんな個性もアジサイの魅力ですね」

 

『趣味の園芸』6月号では、吉谷さんの多くの経験から厳選して、手軽で成功率が高い飾り方を紹介しています。

 

撮影:田中雅也

 

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テキスト『趣味の園芸』2022年6月号「センスよくまとまる簡単アレンジ 庭のアジサイを部屋に飾って」より

 

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