クウシンサイ タネまき成功のポイント
原産地では湿地で育つほど水を好むクウシンサイ。特性を知って上手に発芽・生育させ、次々に伸びる柔らかいわき芽を長く収穫しましょう! 恵泉女学園大学副学長の藤田 智(ふじた・さとし)さんが、タネまき成功のポイントを教えてくれました。
クウシンサイ 上手に発芽させるコツ
ありがちなのがタネをまいても発芽しない失敗。成功のポイントは2つです。
【ポイント1】タネは一晩水につける
クウシンサイのタネの皮は堅く、そのまままくと発芽しにくいことも。前日に、一晩水につけておくと発芽しやすくなり、発芽のタイミングもそろいます。
タネまきの一晩前に、水を入れた容器にタネを入れてしっかり湿らせる。まく前にキッチンペーパーなどで水気を拭き取る。(撮影:阪口 克)
【ポイント2】不織布で保湿
タネまき後も、発芽するまで乾燥させないことが大切。畝(うね)に不織布をかけておくと、土の乾燥を防ぎ発芽しやすくなります。
●タネまきと収穫の時期(目安)
暖地 タネまき/4月中旬~7月下旬 収穫/5月下旬~11月上旬
中間地 タネまき/5月上旬~7月下旬 収穫/6月中旬~10月下旬
寒冷地 タネまき/6月上旬~7月上旬 収穫/7月中旬~10月中旬
『やさいの時間』テキスト6・7月号では、クウシンサイの栽培について詳しく紹介しています。
テキスト『やさいの時間』2022年6・7月号 亜美・太陽のベジ・ガーデン「秋まで楽しむ! クウシンサイ」より