今月スタートできる野菜【畑編】ツルナ
タネまきから収穫まで、50~60日。ビタミン、ミネラルたっぷりのツルナ栽培に挑戦してみましょう! 今がスタート適期です。
恵泉女学園大学副学長の藤田 智(ふじた・さとし)さんが、栽培の流れを教えてくれました。
①まき溝を作る
全面施肥(せひ)で土作りを済ませて畝(うね)を立て、中央に深さ1cmのまき溝を作る。
②タネまき
前日から吸水させておいたタネを1cm間隔でまき、土をかぶせて手で軽く押さえる。
③水やり
はす口(くち)をつけたジョウロでたっぷりと水やりする。発芽するまで乾かさないように管理する。梅雨明け以降にタネをまく場合は、乾燥を防ぐため不織布をべたがけする。
④1回目の間引き・土寄せ
本葉1~2枚のころ、3cm間隔に間引いて株元に土寄せする。
⑤2回目の間引き
本葉3~4枚のころ、6cm間隔に間引く。
⑥追肥
2回目の間引き後から、化成肥料を株のまわりにまく。以降、2週間に1回同量を追肥する。
⑦土寄せ
追肥後、肥料と土を軽く混ぜて株元に土寄せする。
⑧3回目の間引き
本葉5~6枚のころ、20~30cm間隔に間引く。
⑨収穫
草丈20cmくらいになったら、枝の先端から約10cmのところをハサミで切り取る。
●タネまきの時期(目安)
暖地...4月中旬~8月中旬
中間地...5月上旬~7月下旬
寒冷地...5月上旬~7月上旬
『やさいの時間』テキスト6・7月号の「今月スタートできる野菜 畑編」では、ほかにも今がスタート適期の野菜とその育て方を紹介しています。
テキスト『やさいの時間』2022年6・7月号 「今月スタートできる野菜 畑編」より