ただいま人気上昇中 ガーデンシュラブ~連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」第17回(2022年8月号)
宿根草の人気店「おぎはら植物園」の店長・荻原範雄さんが、ナチュラルガーデンにおすすめの植物と、その楽しみ方をレクチャーするテキスト連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」。
8月号掲載、第17回の内容をご紹介!
第17回「ただいま人気上昇中 ガーデンシュラブ」
ガーデンシュラブってご存じですか? 初めて耳にする方も多いはず。
草花感覚で楽しめる低木は、最近そんな名前で呼ばれ、さまざまな種類が登場しています。8月号では、そのなかでも観賞期間が長く、おしゃれで目新しい、しかも丈夫で手間いらずといいとこ取りのラインナップをそろえました。要チェックです!
――メッセージ from おぎはら
いつもきれいにしておきたい場所に植えて
シュラブとは低木の意、ガーデンシュラブは直訳すれば庭の低木です。そんな低木のなかでも、葉色が美しく、草花と組み合わせて使えるものは、ガーデンシュラブと呼ばれ、最近注目の園芸アイテムです。種類も徐々にふえ、よく出回るようになりました。
わが庭では宿根草3、ガーデンシュラブ1、その他6といった割合で楽しんでいます。取り入れるボリュームは庭の植栽にもよりますが、目安はガーデンシュラブを2割ほどにするとよいでしょう。暑さ寒さに強く丈夫なので、庭での割合をふやすほどにローメンテナンスになります。
今回は観賞期間が長いことを一番に、おしゃれで目新しいものをピックアップ。ガーデンシュラブは、開花期の短いものが多いので、花が終わっても美しい葉色を楽しめるタイプを選びました。いつもきれいにしておきたい玄関先などに植えておくと、その魅力が実感できるでしょう。
また、土質を選ばないものが多く、性質は強健なので、まずは花が育たず空いている場所に植えるのもおすすめです。
★この号に掲載されています
荻原範雄(おぎはら・のりお)
おぎはら植物園店長/長野県上田市で宿根草と山野草を扱う植物専門店を営む。数多くの種類をそろえ、訪れる人に楽しんでいただきたいという思いから、園芸店でありながら「植物園」の名をつけている。扱う宿根草と山野草は4000種を超え、全国に生産者とネットワークを持ち、海外から新品種の導入も積極的に行う。近著に『咲かせたい!四季の宿根草で庭づくり』(講談社)など。
★テキスト連載「おぎはら植物園のナチュラルガーデン」
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