【作業が楽しくなる園芸道具ガイド】水やり
植物を育てるうえで必須なのが水やりです。簡単なようで、じつはとても奧の深い水やり。水やりに必要な道具やお手入れについて、庭師でもあり夫婦で園芸店を営む岡本直樹(おかもと・なおき)さんと、由香里(ゆかり)さんに教えていただきました。
水やりで大事なこと
●植物は葉ではなく根から水を吸収するので、ちゃんと根に届くように!
●水はやりすぎても、やらなすぎてもダメ!
●日中でも葉がしおれかかっていたら水やりを
水やりのポイントと道具の使い方
【Point1】基本の水やり
鉢底から水が流れ出るまで
鉢全体に水が行き渡り、鉢底からたっぷり水が出るまで与えるのが水やりの基本。水やりによって、土の中の古い水分や老廃物を押し流すと同時に、新鮮な空気を鉢内に行き渡らせることができます。
ピンポイントの水やりに
しっかりと根づいた植物なら、株元にハス口を外したジョウロで水を与えても大丈夫。ただし、水の勢いで表土が飛び散ったり削れたりしないように注意しましょう。ハス口がない分、早く水やりできるメリットもあります。
【Point2】バケツの水を利用
雨水をためて水やりに使う
水栓が近くになく、水くみが大変な場合は、夕立や雨どいから出る水をバケツにためておくと便利です。ただし、ボウフラが発生しないよう、長くても1週間で使いきりましょう。
【Point3】便利グッズを活用
ちょっとした場所はペットボトルでも!
100円ショップなどで売っているペットボトルにつけるキャップ型のハス口を使えば、ちょっとした場所の水やりに便利。
撮影:田中雅也 撮影協力:直香園芸
★『趣味の園芸』テキスト連載「園芸道具ガイド」第5回では、水やりに必要な道具や管理のポイントについて紹介しています。
★この号に掲載されています
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