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秋の花を楽しもう~連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」第7回(2022年10月号)

秋の花を楽しもう~連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」第7回(2022年10月号)
『趣味の園芸』テキスト連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」

はじめてバラを育てる人に向けて、バラとのつき合い方、季節ごとのお手入れをやさしく解説するテキスト連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」
「難しそう」「枯らしてしまいそう」と二の足を踏んでいる初心者さん、大丈夫です! 松尾さんと一緒に、バラのある暮らしを楽しみましょう。

10月号掲載、第7回の内容をご紹介!

 

第7回「秋の花を楽しもう」

 

四季咲き性や返り咲き性の「年に何回も咲くバラ」は、秋にも美しい花が楽しめます。でも、今年の秋に咲かなかった人も、失敗ではないので大丈夫です! 今までどおり追肥や薬剤散布などのお手入れを続けて来年は秋バラも咲かせましょう。

 

Q.春に四季咲き性のバラを買いました。秋はいつ咲きますか?

 

A.夏から咲き続けていたり、秋のどこかで咲くなど、一定ではありません

秋は春ほど一斉に咲かず、品種の性質、置き場、天候などに大きく左右されます。「10~11月のどこかで咲く」くらいのあいまいさがあり、咲かないからといって、心配する必要はありません。四季咲き性の強いバラは、夏から繰り返し開花し続けている場合もあります。温暖地の平地では9月上旬ごろに「夏剪定」をして、10月中・下旬に一斉に開花させるテクニックもありますが、必須ではありません。 
夏の小ぶりで薄い色の花に対して、秋は色も濃く大きな花を咲かせます。季節ごとの花の変化も楽しんでくださいね。

 

Q.秋バラを楽しみにしていますが、まだ蕾もありません...。

 

A.木が若いと秋に咲かないこともあります

「四季咲き性」「返り咲き性」と表記された年に何回も咲くバラも、木が若いうちはその性質が発揮されないことがよくあります。バラ自身が開花より木の成長を優先しているためです。健康そうで枝葉はよく出ているのに、蕾ができる気配がないのはその典型です。 

10月中・下旬の気候のよい時期によい花を一斉に咲かせたければ、9月上旬ごろに「夏剪定」を行うと、およそ40~50日で開花してくれます。1年目は夏剪定なしで開花の様子を観察し、2年目に夏剪定にチャレンジしてみるのもよいと思います。

 

――松尾さんからの10月の一言
秋バラのシーズンです

ようやく暑さが落ち着き、お庭に出る気になる気候が戻ってきました。バラにとっても人にとっても楽しみな、秋バラのシーズンです。この季節ならではのお悩みも一緒に見ていきましょう。

 

10月号では、秋の花が終わったあとのお手入れや病害虫対策について、松尾さんがやさしく解説します。

 

★この号に掲載されています

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テキスト『趣味の園芸』2022年10月号

NHK出版で購入する | Amazonで購入する

 

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松尾 祐樹(まつお・ゆうき)

京都・洛西の総合園芸店「まつおえんげい」の4代目。ポピュラーな草花からバラをはじめとした専門性の高い植物までさまざまな植物を熟知。バラの楽しみ方、育て方をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル(ガーデンちゃんねる)でも大人気。昨年登録者10万人を突破。

 

★テキスト連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ

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