クリスマスローズ庭植え栽培のコツ この3つだけ気をつければOK!
クリスマスローズを庭に植えてみませんか。ほかの草花と並ぶ姿はのびやかで楽しげ。『趣味の園芸』の人気連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」でもおなじみの、松尾祐樹(まつお・ゆうき)さんが、庭植え栽培のコツを教えてくれました。
クリスマスローズ庭植え栽培 3つのコツ
1.半日陰に植える
一番気をつけたいのは夏の午後に強い日ざしが当たらないこと。生育期には日なたを好むクリスマスローズですが、暑さを嫌う性質があります。通年半日陰でもかまいません。また真夏でも午前中だけ日が当たる程度なら大丈夫でしょう。
落葉樹の下や塀や外壁で強い日ざしが避けられるところがおすすめ。植えつけの適期は3~4月と10~11月です。
2.土壌は排水性よく
苦手な夏を越すためには、夏に蒸れないようにすることが大切。植えつけ場所はやせ地で排水性がよく、乾燥気味の土壌がおすすめです。
そうした土壌でないなら、軽石やヤシ殻チップ(ヤシの実のスポンジ状の繊維をチップ状にしたもの)などを加えて水はけのよい土壌に改良しましょう。
3.堅い葉をカット
多くのクリスマスローズは常緑性です。そのため葉が混み合って風通しが悪くなることも。
葉が茂った株は、堅くなった古い葉を開花後から夏に切ると、風通しがよく、見た目もすっきりした株姿になります。暑い時期はクリスマスローズのオフシーズン。生育上は葉が減っても大丈夫です。
『趣味の園芸』2月号では、クリスマスローズの庭植えの楽しみ方、相性のよい草花を紹介しています。
『趣味の園芸』2023年2月号 「4シーズン楽しめる クリスマスローズの庭」より