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鉢バラの冬の植え替え~連載「教えて松尾さん!はじめてのバラ」第11回(2023年2月号)

鉢バラの冬の植え替え~連載「教えて松尾さん!はじめてのバラ」第11回(2023年2月号)
『趣味の園芸』テキスト連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」

はじめてバラを育てる人に向けて、バラとのつき合い方、季節ごとのお手入れをやさしく解説するテキスト連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」
「難しそう」「枯らしてしまいそう」と二の足を踏んでいる初心者さん、大丈夫です! 松尾さんと一緒に、バラのある暮らしを楽しみましょう。

2月号掲載、第11回の内容をご紹介!

 

第11回「鉢バラの冬の植え替え」

 

12月号でつるバラの誘引と剪定1月号で木立ち性のバラの冬剪定をご紹介しました。
今月のテーマは、もう一つの冬の大仕事、鉢植えのバラの植え替えです。休眠中の冬に、地上部の枝だけでなく土の中の根もリフレッシュさせましょう。根をいじる植え替えは、剪定と同じくバラが休眠している「冬」に行うのがベスト! 新しい土や鉢に取り替えるだけでなく、根の健康状態もチェックできます。2月中旬までに作業しましょう。

 

Q.なぜ植え替えが必要なの? 毎年植え替えないとダメ?

 

A.植え替えは根の成長に不可欠! 毎年行うのが理想です

 

バラの開花は、よい枝が出ることで初めて実現します。よい枝が出るためには、それを支える根の成長が不可欠です。鉢植えは庭植えとは異なり、根の生育に人が制限をかけている状態です。鉢植えできれいな花をたくさん咲かせ続けたければ、植え替えは必須です。できれば毎冬行うのが理想です。
真夏以外なら作業は可能ですが、気をつけていても、作業中に根を傷めてしまうこともあります。バラは根を切られることには強い植物ですが、落葉して休眠状態の冬に作業するのが一番安心です。

 

Q.梅雨ごろに6号から8号に植え替えました。冬も植え替えが必要?

 

A.大きくなるバラなら10号鉢に植え替えると生育がスムーズです

 

鉢から抜いて根が張っていれば、冬も植え替えたほうが生育がよくなります。特に人の背丈程度かそれ以上に大きくなる半つる性やつる性のバラは、8号鉢(直径24cm)なら二回り大きな10号鉢(直径30cm)に植え替えるのが理想です。12号鉢(直径36cm)くらいまでは鉢が大きすぎることは少ないです。 
冬に植え替えないとどうなるかも気になると思います。花数が減ったり、新しい枝が細くなったりすることはあっても、急に枯れることはほぼないので安心してください。少しこまめに肥料を施せば、生育は鈍るものの、株の健康は維持していけます。

 

――松尾さんからの2月の一言
根を健康に育てましょう

バラのすばらしい花は、それを支える根が健康であってこそ。鉢植えのバラは冬に植え替えをするかしないかで、来春以降の生育が大きく変わります。ぜひ挑戦してみましょう!

 

2月号では、鉢バラの植え替えについて、松尾さんがやさしく解説します。

 

★この号に掲載されています

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『趣味の園芸』2023年2月号

NHK出版で購入する | Amazonで購入する

 

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松尾 祐樹(まつお・ゆうき)

京都・洛西の総合園芸店「まつおえんげい」の4代目。ポピュラーな草花からバラをはじめとした専門性の高い植物までさまざまな植物を熟知。バラの楽しみ方、育て方をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル(ガーデンちゃんねる)でも大人気。昨年登録者10万人を突破。

 

★テキスト連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ

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