野菜の切れ端で、再生野菜を育てよう!「食べるグリーンインテリア」の提案
野菜の切れ端から始められる再生野菜。料理に緑が欲しいときに便利な、香りのよい新鮮な葉が育ちます。食卓で摘んでいただく「食べるグリーンインテリア」の提案です。園芸研究家の岡井路子(おかい・みちこ)さんが教えてくれました。
再生野菜を育てよう
調理の際に捨ててしまう野菜の切れ端から新たな葉を育てる再生野菜。切れ端を水につけ、伸びてくる葉を収穫します。「リボベジ(リボーンベジタブル)」とも呼ばれています。
癒やしの効果も期待できるグリーンの葉はインテリアとしても楽しめ、食卓にのせて摘んで食べれば会話も弾みます。
「捨てるはずの野菜を利用することでフードロスを減らせるうえ、お得感もたっぷり。万が一失敗しても、再挑戦しやすいのもメリット。春先は水温が高くなりにくく、失敗するリスクも少ないのでぜひ挑戦してみてください」(岡井さん)
どんな野菜が再生できる?
さまざまな野菜を再生できますが、調理がしやすく使い勝手も多彩な、お手軽野菜はこちら! 一年中入手しやすいので手軽に始められます。
左から・・・
ミツバ:香りのよい和のハーブ。根ミツバと糸ミツバがあり、どちらも利用可能。
ミズナ:シャキっとした京野菜。サラダのトッピングや料理の彩りに重宝。
リーフレタス:レタスのなかでも再生力が強め。中央の芯から出てくる若い葉を食べます。
ハクサイ:内部にある芯を使用して栽培。葉はみずみずしく、パリッとした食感。
葉ネギ:薬味として活躍。株元3~4cmを水につけ、伸びてくる葉を利用します。
コマツナ:炒め物やおひたしに重宝。再生した葉は柔らかく、生でもおいしい。
(撮影:白井由香里 スタイリング:岡井路子)
『やさいの時間』2・3月号では、再生野菜の育て方、楽しみ方について詳しく紹介しています。
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テキスト『やさいの時間』2023年2・3月号 「再生野菜を育てよう 食べるグリーンインテリア」より