トピック&ニュースグリーンライフに役立つ最新トピック&ニュースをお届け!

病気と害虫から葉を守ろう~連載「教えて松尾さん!はじめてのバラ」第15回(2023年6月号)

病気と害虫から葉を守ろう~連載「教えて松尾さん!はじめてのバラ」第15回(2023年6月号)
『趣味の園芸』2023年6月号より

はじめてバラを育てる人に向けて、バラとのつき合い方、季節ごとのお手入れをやさしく解説する『趣味の園芸』連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ」6月号のテーマは「病気と害虫から葉を守ろう」です。

春には元気だったバラも、梅雨どきになると、病気や害虫の被害で調子をくずしてしまうことがあります。バラが弱る一番の原因が、葉にダメージを受けることです。今月は、葉に被害を与える黒星病とハダニについて詳しく解説します。テキストでは、「みんなの趣味の園芸」で募集した、みなさんからのお悩みにもお答えしています!

 

■連載より(一部抜粋)

 

葉を守らないとどうなるの?

 

バラの栽培では、「病害虫から葉を守るためにこまめに消毒をしましょう」とよくいわれます。
そもそも葉を守らないとどうなるの? 病害虫対策は、その理由を知ることからスタートしましょう。

 

葉が減ると根も減っています

 

病害虫の被害で葉が減ると「弱っている」というのはわかりやすいですよね。この葉が減って弱っている状況、同じだけ根も減っているのをご存じでしょうか?「枝や葉」と「根」は、よいときも悪いときもバランスをとり合っています。葉が減ると養分や水分の送り先がなくなり、役目を失った根は、一時的に活動を止めてしまいます。葉を守ることは根を守ることにつながり、根を守らないと枝も減り、たくさん花を咲かせることもできなくなります。 
葉を減らす黒星病などのバラの病気の多くは、カビが原因です。多湿や多雨で発生しやすく、これからの季節は、葉を守るための消毒が大切です。花をたくさん咲かせるために消毒をがんばるか、花が減るのを受け入れて殺菌剤の使用を極力控えるかは、ライフスタイルに合わせて考えましょう。

 

病気で葉が減ると...

 

<葉に黒星病が発生>
葉に黒星病の特徴の黒い斑点ができる。大したことないと思って放任すると...

<葉が黄色くなって落ちる>
被害が進むと葉がポロポロ落ち始める。葉が落ちた分、土の中で根も枯れ始める。

<枝が枯れて花も減る>
根が枯れると枝が枯れ、花も減ってしまう。

 

『趣味の園芸』6月号で詳しくご覧いただけます。

 

▼この号に掲載されています

202306e_01.jpg

『趣味の園芸』2023年6月号

誰もが知っているアジサイ。これまで幾多のアジサイ特集を組んできましたが、その魅力に改めて出会えるような集大成ともいえる大特集をお送りします。注目特集は、タネまき、さし木、株分けなど園芸の楽しみ「ふやす」テクニックを紹介。稲垣吾郎さんの「グリーンサム」第3回は植栽について。

NHK出版で購入する | Amazonで購入する

 

202304e_matsuo.jpg

松尾 祐樹(まつお・ゆうき)

京都・洛西の総合園芸店「まつおえんげい」の4代目。ポピュラーな草花からバラをはじめとした専門性の高い植物までさまざまな植物を熟知。バラの楽しみ方、育て方をわかりやすく解説するYouTubeチャネル(ガーデンちゃんねる)でも大人気。登録者13万人を突破。

 

★テキスト連載「教えて松尾さん! はじめてのバラ

matsuo.jpg
これまでの内容はこちら >

*このテーマの放送はありません

 

 

関連する植物の情報

バラ

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
新着日記写真
今日も病院~明...
2024/04/18
ガーベラ
2024/04/18
園芸ボランティア
2024/04/18
ラックス(アリ...
2024/04/18
黄色いバラ
2024/04/18
2024年4月18日
2024/04/18
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!