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春から夏へ季節をつなぐ香りの樹木~連載「木と暮らす12か月」第15回(2023年6月号)

春から夏へ季節をつなぐ香りの樹木~連載「木と暮らす12か月」第15回(2023年6月号)
シャリンバイ。光沢のある常緑の葉が茂るので、目隠ししたい場所にもおすすめ(撮影:上林徳寛)

風にそよぐ葉、空に向かって伸びる枝。四季折々に、多彩な姿を見せてくれる樹木。『趣味の園芸』連載「木と暮らす12か月」では、「花が美しい」「葉が見どころ」など、毎月テーマに沿って「育てて楽しい樹木」を紹介します。お気に入りの木と、一緒に暮らしてみませんか?

6月号から、一部を抜粋して紹介!

 

シャリンバイ ウメに似た白い花 強健で生け垣におすすめ

 

街路樹や公園の植栽などで、おなじみのシャリンバイ。強健で大気汚染や潮風に強いため、公共の場所に多く植えられています。ですから名前は知らなくても、きっと一度は見かけたことがあるはずです。花の形や大きさがウメに似ており、枝の伸び方が車輪のスポークのような形に見えることから「車輪梅」という名前がつきました。樹皮や枝にはタンニンが含まれ、奄美大島の名産である大島紬の染料として利用されます。 
5月から6月にかけて、枝先につく白い花は、ほのかに甘く爽やかな香りを放ちます。花後は小さな実がつきます。この実は秋になるとブルーベリーのような黒褐色に熟しますが、渋みがあるので食用には向きません。ツグミやヒヨドリ、オナガなどの野鳥は好んで食べます。 
厚みのある葉は光沢があり、常緑です。葉が丸く樹高の低いものをマルバシャリンバイと呼び、それに対して葉が細く、幹が直立するものをタチシャリンバイと呼ぶこともありますが、変異も多いため、厳密な区別は難しくなっています。 
丈夫で放任でも育ち、刈り込みにも耐えるので生け垣にも適しています。(解説・鵜飼勇希)

 

シャリンバイのみんなの写真を見る >

 

6月号では、ほかにもおすすめの花木を紹介しています。

 

▼この号に掲載されています

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『趣味の園芸』2023年6月号

誰もが知っているアジサイ。これまで幾多のアジサイ特集を組んできましたが、その魅力に改めて出会えるような集大成ともいえる大特集をお送りします。注目特集は、タネまき、さし木、株分けなど園芸の楽しみ「ふやす」テクニックを紹介。稲垣吾郎さんの「グリーンサム」第3回は植栽について。

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テキスト連載「木と暮らす12か月」

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これまでの内容を見る >

 

 

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