ケイトウってどんな花? 花穂の姿がユニーク! 長く楽しめるのも魅力!
ニワトリのトサカや西洋のお城、キャンドルの炎のような、ユニークなシルエットをもつ花穂が鮮やかに咲き誇るケイトウ。季節が秋めくこの時期、ケイトウの彩りを楽しんでみませんか?
次回、10月1日(日)の「趣味の園芸」(Eテレ・午前8:30~)では、『万葉集』にも詠われた「色あせぬ恋」の花、ケイトウの魅力と育て方を紹介します。テキスト『趣味の園芸』10月号とあわせてご覧ください。
花穂の姿がユニーク! 長く楽しめるのも魅力!
ケイトウは花穂の姿がニワトリのトサカに似ていることから、「鶏頭」の名がつきました。インドや熱帯アジア原産で、鮮やかな花色が長続きするのが特徴です。寒さに弱い一年草で、気温が10℃を下回ると枯れ始めますが、園芸品種なら、室内に取り込んで窓辺で管理すれば、初冬まで2か月程度楽しめます。
日本には遅くとも奈良時代には伝わっており、『万葉集』には三十六歌仙の一人、山部赤人がケイトウの古い呼び名である韓藍(からあい)を題材に詠んだ恋の歌が収められています。
現在、トサカ状の花姿をしたトサカケイトウのほかにも、球状の久留米ケイトウや、花穂が羽毛状になる羽毛ケイトウやノゲイトウを改良した系統が流通しています。
▼放送予定
「趣味の園芸」″色あせぬ恋"の花 ケイトウ
放送 10月1日(日)午前8:30~8:55 Eテレ
再放送 10月4日(水)午後1:05~1:30 Eテレ
※特別番組などにより、放送が変更・休止になる場合があります
▼この号に掲載されています
今世界的に注目を集めている"ナチュラリスティック・ガーデン"を、趣味の園芸テキストとして初特集。この新しい植栽手法の魅力や庭への取り入れ方、おすすめの植物まで、一年を通して「輝く庭」の秘密を徹底解剖します。注目特集はラベンダー。暖地でもうまくいくヒケツを伝授。稲垣吾郎さんの「グリーンサム」第7回のテーマはバラ。