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身近な植物を楽しもう!~NHKテキスト『趣味どきっ! 道草さんぽ』発売

身近な植物を楽しもう!~NHKテキスト『趣味どきっ! 道草さんぽ』発売

──都会の道端で、河原で、公園で......いつもは素通りしてしまう草木を、観察してみよう。小さな雑草から街路樹まで、身近にあふれる植物の知られざる生態を解説!

 

9月25日に、NHKテキスト『趣味どきっ! 道草さんぽ』が発売されました。講師は『道草ワンダーランド まちなか植物はこうして生きている』の著者でもある、植物生態学者・多田多恵子さん。

NHK Eテレでは、10月2日~11日20日まで全8回で「趣味どきっ! 道草さんぽ」が放送されます。

※2021年10月~11月のアンコール放送です。放送時のテキスト(2021年10-11月『趣味どきっ! 道草さんぽ』)がそのままご利用いただけます。

 

家の近所や公園をさんぽすることが多くなると、今までは素通りしていたような草花が目に留まることが多くなっています。コンクリートの間から、けなげに花を咲かす雑草、街路樹や植え込み、神社のご神木など、身近なところにもたくさんの植物が息づいています。それぞれの場所で出会える植物を、豊富な写真とともに紹介します。

 

各回の「もっと知りたい! 植物の生態学コラム」では、花に集まる昆虫の話、雑草の生存戦略、過酷な場所でも生き延びるしくみなど、講師の多田さんが科学的に、わかりやすく解説します。

 

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内容を動画で紹介!

※2021年10-11月放送時の紹介動画ですが、今回と内容は同じです。

 

【目次】

◆第1回 川辺さんぽ
植物観察の基本、植物写真の撮り方、在来種と外来種 など
[植物]ヨシ、オギ、イグサ、ツリフネソウ、クズ など

◆第2回 寺社さんぽ
全国のご神木、明治神宮の杜の成り立ち など
[植物]ボダイジュ・イチョウ・スギ・ヒノキ など

◆第3回 下町さんぽ
江戸の園芸植物、縁起を担ぐ植物 など
[植物]ノゲシ、エノコログサ、カタバミ など

◆第4回 海辺さんぽ
過酷な条件で生きる海辺の植物 など
[植物]ハマユウ、シャリンバイ、イソギク など

◆第5回 低山さんぽ
常緑樹と落葉樹、針葉樹と広葉樹、運ばれた方別木の実草の実 など
[植物]ツルリンドウ、ヤマホトトギス、ツクバネ など

◆第6回 里山さんぽ
雑木林と人のかかわり、里山のめぐみ
[植物]ガマ、オモダカ など

◆第7回 街中さんぽ
都会に植えられた植物、壁面や屋上緑化、全国の印象的な街路樹 など
[植物]ケヤキ、シナノキ、ポプラ など

◆第8回 公園さんぽ
公園は身近な植物園、残したい日本の植物図鑑 など
[植物]マツムシソウ、シモバシラ、パンジー、キンギョソウ など

 

◆コラム 花はどうして美しい?/常緑樹の葉の寿命は何年?/雑草に学ぶ生存戦略/乾燥した環境にどう適応するか/落葉樹はなぜ紅葉する?/ゴボウの華麗なる転身/ハナミズキとヤマボウシ/小さなタネをそっと育てて

◆巻末企画 植物のからだのつくり

 

【講師・植物写真撮影】多田多恵子(ただ・たえこ)

植物生態学者。東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。理学博士。立教大学・国際基督教大学兼任講師。2021年松下正治記念賞、日本植物学会特別賞受賞。主な著書に『道草ワンダーランド』(NHK出版)、『したたかな植物たち』(ちくま文庫)、『美しき小さな雑草の花図鑑』(山と渓谷社)。NHK「子ども科学電話相談」の回答者もつとめる。NHK趣味どきっ!「道草さんぽ・春」(2023年4-5月)出演。

 

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NHKテキスト 趣味どきっ! 道草さんぽ
NHK出版Amazon
2023年9月25日発売
定価 1,320円(本体1,200円+税10%)/AB判並製/128ページ(オールカラー)

「NHKテキスト 趣味どきっ!」ホームページ(NHK出版) >

 

放送予定

2023年10月2日 - 2023年11月20日

【放送】毎週月曜日 午後 9:30~9:55 Eテレ

【再放送】翌週月曜日 午後0:15~0:40 Eテレ

趣味どきっ! 番組ホームページ(NHKオンライン) >

※特別番組などにより、放送が変更・休止になる場合があります。

※テキストと番組では、一部内容が異なることがあります。

 

『趣味の園芸』テキスト連載から生まれた多田多恵子先生の単行本、『道草ワンダーランド』も好評発売中!

 

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道草ワンダーランド まちなか植物はこうして生きている
著者:多田多恵子/定価:1,925円(本体1,750円+税10%)/A5判並製/160ページ(内カラー144ページ)
2023年2月17日発売
NHK出版で購入するAmazonで購入する

 

読めばいつもの散歩が変わる

野に咲くスミレの花には、なぜ天狗の鼻のような出っ張りがあるのか。ナンテンやセンリョウ・マンリョウなど、どうして冬は赤い実をつける植物が多いのか。アジサイの花はなぜ青から赤みがかっていくのか。自宅や公園、道端の植物たちは、奥深いワンダーランドへの入口。

 

第四章 その4 「美しき小さな雑草の花」より、道端で輝く植物たちをご紹介!

 

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オオイヌノフグリ

明治時代にヨーロッパから来た青い花。花の命は2~3日で、日があたると開き、夕方にすぼむ。花の中心をのぞくと、毛のマットの奥にごちそうの蜜がある。

 

 

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ハキダメギク

北アメリカ原産の一年草。径5mmの花もよく見れば、金糸で刺繡をした勲章のよう。

 

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カタバミ

3つのハート型の葉もかわいい小さな草。葉が赤みがかる株は花の中心も赤い。

 

 

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イヌタデ

道端の一年草。花びらに見えるのは萼。花の穂をほぐして赤飯に見立てる遊びから別名アカノマンマ。

 

植物に関するおすすめの本 >

NHK出版から刊行されている、植物の栽培に役立つ本をご紹介します。

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