お悩みQ&A「冬にエンドウが枯れてしまった」「ソラマメのさやが小さい」
『やさいの時間』10・11月号ではエンドウ・ソラマメ栽培を大特集。読者から寄せられた、さまざまな栽培の疑問にもお答えしました。その中から、2つのお悩みと回答をご紹介します。
Q.冬に、エンドウが枯れてしまいました。
A.苗のサイズが、冬越しに適していなかったのかもしれません。
エンドウは、草丈20cm以下が最も耐寒性が強く、このサイズで冬越しさせることがポイントです。そのためには、タネまきの適期を逃さないようにしてください。早くまくと大きくなりすぎ、遅くまくと小さすぎて、どちらにしても寒さと霜で枯れてしまうことがあります。
Q.ソラマメのさやが小さいものばかりです。
A.整枝、摘心をしましたか。大きなさやを作るための大事な作業です。
ソラマメは1株で10本以上の枝が出ますが、すべての枝を育てると、養分が分散されて大きなさやがつかなくなります。そこで、草丈30~40cmのころ、大きな枝を残して1株6~7本に整枝します。次いで、草丈60~70cmのころに枝の先端を切り取り、養分をさやの充実に回します。
整枝、摘心の作業でさやの数は少なくなりますが、一つ一つのさやが大きくなり、大粒の豆ができるようになります。
『やさいの時間』2023年10・11月号「エンドウ・ソラマメQ&A」より
▼この号に掲載されています
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