ブルーベリー栽培、来年も実をつける3つの基本
家庭で気軽に楽しめる果樹として、非常に人気が高いブルーベリー。最低限のポイントを押さえれば、無農薬で満足のいく果実が収穫できます。
今は実つき株が店頭に並ぶ時期。東京農工大学農学部の伴 琢也(ばん・たくや)さんは、「ブルーベリー栽培を始めようという方は、次の3つだけ頭に入れてからスタートしてください」とアドバイスします。
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1 3系統の特徴を知る
ブルーベリーには大きく分けて3つの系統があります。寒冷地向き、温暖地向きなど性質が異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
2 同じ系統の違う品種を一緒に植える
ブルーベリーは他家結実性といって、異なる品種の花粉で受粉したほうが圧倒的に結実しやすく、果実も大きく味もよくなります。その際、同じ系統の異なる品種を選びます。
3 冬剪定をする 適期=2月
ブルーベリーは株立ち状になった、それぞれの枝からさらに伸びた小枝の先端に花をつけ、果実をつけます。剪定適期の休眠期には、弱い枝を選んで間引くように剪定しましょう。果実の数を減らし、それぞれの果実を充実させるのが目的です。
■『NHK趣味の園芸』2015年7月号より