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弱点を知ってお悩み解決 チューリップを長く楽しむコツ

弱点を知ってお悩み解決 チューリップを長く楽しむコツ
いくつものタイプが組み合わさって咲くチューリップ。撮影:桜野良充 撮影協力:横浜イングリッシュガーデン

「春らしい」「種類が豊富」「子どもと楽しめる」「育てやすい」……。アンケート(※)で多く寄せられたチューリップが好きな理由です。

 

アンケート結果では、育てたい花の春の部門で第2位になりました。そんな人気の花を長く楽しむために、弱点をふまえた管理方法を園芸研究家の渡部哲次(わたべ・てつじ)さんさんに教えてもらいました。

※NHKネットクラブ、趣味の園芸ホームページ、NHK文化祭、大田市場、豊明花き市場にてアンケート集計

*  *  *

 

弱点1:花が早く終わってしまう

 

鉢植えは蕾が色づいたら、半日陰へ。花の開閉を抑えて花もちをよく

 

チューリップの花もちをよくするには、頻繁に花びらを開閉させないことです。日当たりのよいところで育てるのが基本ですが、日当たりのよいところほど、朝昼晩の温度差が大きくなりがち。頻繁に開閉を繰り返して花びらが激しく伸び縮みを続けると、花が早く終わってしまいます。

 

鉢植えなら、蕾が色づいたら、半日陰に移動させると花を長く楽しめます。軒やひさしの下などでもよいでしょう。

 

弱点2:花や葉が大きいため、花後の姿が目立つ

 

庭植えなら単品植えは避ける。早咲きの品種と組み合わせる

 

花が終わったら抜き取るというスタンスもありますが、球根をふやすなど最後まで楽しむ方も少なくないでしょう。

 

花後の姿をカムフラージュするには、チューリップだけを植えないことです。チューリップより背が低いムスカリやビオラなどの草花に点在させるようにチューリップを植えましょう。

 

このとき、同時に植えることがポイントです。チューリップの根は枝分かれせず、1本の根が伸びて栄養を吸収します。根は一度切れると再生しません。球根を掘り返すのはもちろんのこと、あとからほかの植物を植えようとして、誤って根を傷めることがあります。

 

また、早咲き、普通咲き、遅咲きのタイプがあるので、組み合わせて植えることで、花のある時期を長くするのも手です。気温が低いころから咲く、早咲きのタイプは原種系が中心になります。

 

■『NHK趣味の園芸』2016年4月号より

趣味の園芸 2016年4月号  

2016年03月19日発売 定価 545円 (本体505円)

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