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100円ショップに並ぶ多肉植物 意外な事実

100円ショップに並ぶ多肉植物 意外な事実
親株栽培用の温室で作業をする長田さん。「同じ種類でも、個体によって成長の早さや子株の出やすさが異なります。ふえやすい個体を見つけたら、随時親株を更新していきます」。撮影:田中雅也
100円ショップに並ぶ多肉植物 意外な事実
100円ショップでおなじみのこのラベルとポット。安価な商品ではあるが、ほかの植物同様、手抜きのない管理で生産されている。

一流ナーセリー生まれの100円多肉

 

今やおなじみの100円ショップでは植物も売られている。小型の観葉植物などもあるが、ちまたで熱い人気を誇るのは、なんといってもサボテン、多肉植物だろう。通勤、通学で通りかかるたびに、あるいは定期的に自宅付近の複数の店舗の入荷をチェックする人も少なくないという。では、そのサボテン、多肉植物はどこからやってくるのかをご存じだろうか。

 

取材班が向かったのは、富士山の南山麓に広がる静岡県三島市。お茶やミカンなども生産される、温暖な地域だ。温室で我々を出迎えてくれたのは、『趣味の園芸』でもおなじみのサボテン・多肉植物の専門家・長田研さん。長田さんといえば、質、量ともに国内トップクラスのサボテン・多肉植物ナーセリー「カクタス長田」のオーナー。マニアもうならせる植物を生産しているナーセリーが安価な100円の多肉植物を扱うのは意外にも見える。

 

「100円ショップ向けには、年間を通じて出荷しています。全国の店舗に行き渡るように生産、出荷していくためには、植物に対する知識や経験も、大きな圃場も必要。サボテン用に1400平方メートル、多肉植物用に1600平方メートルの温室を使い専門の生産者じゃないとなかなか難しいんじゃないでしょうか」(長田さん)

 

店頭で100円で売られる商品を卸して利益を上げるためには効率的な生産が必要だ。こうしたことができるのも、専門ナーセリーだからこそなのかもしれない。

 

■『NHK趣味の園芸』2018年4月号より

趣味の園芸 2018年4月号

2018年03月20日発売 定価 545円 (本体505円)

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