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ネギ、ホウレンソウの科が変わったのはなぜ?

ネギ、ホウレンソウの科が変わったのはなぜ?

最近、長ネギの科がネギ科からヒガンバナ科に変わりました。その理由を園芸家の深町貴子(ふかまち・たかこ)さんが解説します。

 

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分類体系が変わったからです。以前は、花の形など、目に見える形態をもとに植物を分類するエングラー体系やクロンキスト体系によって科が分けられていました。しかし、1990年以降、植物のDNA解析が進み、これをもとにした「APG」という新しい分類体系ができ、科の再編が行われたのです。

 

研究の進展とともに、分類はこの先もまだ変わる可能性があります。例えば、長ネギは、APG IIではネギ科でしたが、最新のAPG IIIではヒガンバナ科に変わっています。分類体系が何であれ、連作障害を避けるには、同じ科の野菜を続けて作らないという基本は変わりません。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年4・5月号より

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