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ちょこちょこ長〜く収穫できる! ブロッコリー&ケール

ちょこちょこ長〜く収穫できる! ブロッコリー&ケール
撮影:栗林成城

ビタミンたっぷりのブロッコリーとケール、見た目は違えども育て方は同じです。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、栽培のポイントを教えてもらいました。

 

*  *  *

 

秋冬どりのブロッコリーなら、側花蕾の収穫も

 

ブロッコリーには夏から秋に植える「秋冬どり」と、春に植える「夏どり」があります。秋冬どりの場合、品種によっては頂花蕾(ちょうからい※)の収穫後も追肥を続ければ、葉のつけ根から側花蕾(そっからい※)が伸びてきます。夏どりは病害虫が発生しやすいため、頂花蕾収穫後早めに株を片づけます。

 

※頂花蕾、側花蕾:主枝(しゅし)の先端にできるのが頂花蕾、わきにできるのが側花蕾。品種によって、側花蕾が出やすいものと出にくいものとがある。

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頂花蕾の直径が約15cm、蕾(つぼみ)がギュッと締まっているころが収穫の適期。本葉を3〜4枚つけて花蕾を切り取る。収穫が遅れると、花が咲きだして食感が悪くなる。

 

3〜4枚ずつ、食べるぶんだけ

 

「丸くならないキャベツ」と呼ばれるケール。生育旺盛で、背丈70〜80cmの大きな株に育ちます。葉の長さが30cm程度になったら3〜4枚を目安にかき取っていくと、株が弱ることなく3か月にわたり収穫が楽しめます。育ちすぎると葉が堅くなるのでこまめにかき取りましょう。

 

ポイント1 栽培期間が長いので、溝施肥(みぞせひ)が効果的

 

溝施肥は、畝(うね)の中央に溝を掘り、その中に元(もと)肥(ごえ)をまく施肥方法です。深い場所に肥料を施すため、肥料もちがよく、根が深く伸びる効果があります。

 

ポイント2 防虫ネットで害虫予防

 

アオムシなどの害虫がつかないよう、植えつけ直後に防虫ネットをかけて予防を。ネットを押し上げるほどに茎や葉が成長したら、ネットは外します。

 

ポイント3 定期的な追肥でしっかり収穫

 

追肥をすることで、大きな株に育ちます。収穫期間が数か月にわたるので、2週間おきの追肥を続けて肥料切れを防ぎましょう。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年8・9月号 より

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