じつは夏が大好き! ポインセチアはこんな植物
クリスマスを彩る鉢花といえば、ポインセチア。じつは夏が大好きな熱帯の植物だということをご存じですか? 園芸家の間室みどりさんに、ポインセチアの特徴を教えてもらいました。
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本当の花は小さい
赤やピンクに色づいている部分は花ではなく苞(ほう)。その中央にある小さな粒が、ポインセチアの花です。ここでは花と苞全体を花として扱っています。
撮影:岡部留美
大きな木に育つ
ふだん目にするのは、鉢に植えられた手ごろなサイズですが、本来は5mにも育つ常緑樹です。成長も旺盛で、環境が合えば、どんどん大きく育ちます。
太陽が大好き
冬の鉢花の定番ですが、暑さ、日光を好み、夏に最も成長します。一方、花を咲かせている時期は、ほぼ休眠状態。品種にもよりますが、基本的に寒さに弱いです。
白い液が出る
茎を切ると白い液が出ます。ユーフォルビアの仲間に見られるこの液は、触れるとベタベタし、かぶれるおそれがあります。触れてしまったら、すぐに洗い流しましょう。
撮影:岡部留美
■『NHK趣味の園芸』2018年12月号より