曲がったキュウリばかりができるように……どうすれば?
キュウリを育てていると、曲がったキュウリばかりができるようになってくることも。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、その理由を伺いました。
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曲がったキュウリが多くなるのは、株の勢いが衰えてきた証拠。栄養不足や、アブラムシなどの害虫、うどんこ病、べと病などの病気が原因です。肥料を施したり、薬剤を散布したりして、キュウリの健康を取り戻すのが一つの方法。ほかに、これを株の寿命と考えて、新しいキュウリを育て始めるという手もあります。
キュウリは、4〜7月までタネまきが可能です。しかも、タネをまいてから収穫できるまでが約60日と果菜類としては短いので、試してみてはどうでしょう。7月にタネをまけば、9月から10月ごろまで自家製のキュウリが食べられますよ。もちろん、ホームセンターなどで苗を入手して植えつけることもできます。
なお、多少曲がった程度では、キュウリの味はほとんど変わりません。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2019年6・7月号より