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キュウリ栽培のポイントは病害虫対策

キュウリ栽培のポイントは病害虫対策
撮影:栗林成城

植えつけから収穫まで、わずか1か月。キュウリは夏の間、次々と収穫できてお得感も満足感もいっぱいの夏野菜です。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、栽培のポイントを教えてもらいました。

 

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ブルームとブルームレスとは?

 

キュウリには、表面に白い粉がついたものと、つるつるした表皮のものの2種類があります。白い粉はブルームといって、キュウリの生理現象の一つ。実の中に含まれる水分の蒸発を防いだり、病害虫から実を守る役割があるといわれています。ブルームがついたキュウリはみずみずしいのが特徴。一方、粉がないものは「ブルームレス」と呼びます。台木にブルームが出にくいカボチャを使うため、つぎ木苗から育てるのはこのタイプが多く、パリッとした食感です。

 

適切な整枝(せいし)と予防で病害虫からガード

 

夏の間、長く収穫を楽しむためには、病害虫対策が大切です。まずは、下から5節(せつ)目までのわき芽は全部摘み取り、風通しをよくすること(整枝)。さらに、キュウリの大敵、べと病には銅水和剤(Zボルドーなど)、うどんこ病には炭酸水素カリウム水溶剤(カリグリーンなど)を予防的に散布しておくのもいいでしょう。ウリハムシなどの害虫は、見つけたらすぐに粘着テープで取るなどして被害を大きくしないようにしましょう。

 

■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2020年4・5月号より

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