サルナシ
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サルナシの育て方・栽培方法

サルナシ

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 果樹
形態 つる植物 原産地 中国
草丈/樹高 3m以上(つるの長さ) 収穫期 9月下旬~11月上旬
受粉樹 必要 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性,つる性

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。

水やり

鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、種類や土質にもよりますが、夏にひどい日照りが続くような場合は水やりが必要です。

肥料

庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、7月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

病気と害虫

特に問題となる病害虫はなく、無農薬でも栽培できます。

用土(鉢植え)

水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土質はあまり選びません。一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。

植えつけ、 植え替え

適期は11月から2月です。根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2年に1回は必要です。

ふやし方

1月に休眠期つぎを行うか、2月下旬から3月中旬にさし木を行います。

主な作業

剪定:一般には棚仕立てにし、剪定は落葉後の12月から2月に行います。剪定方法はキウイフルーツに準じ、着果(花)した節には芽がないので、結果母枝の剪定ではその分、長めに残す必要があります。また、つるの基部には花芽がついていないので、短く切り詰める剪定(短梢剪定)はできません。

特徴

サルナシは、雌雄異株(なかには同一樹に両性花、雌花、雄花をつける雑居のものもある)のつる性の落葉樹です。この仲間(マタタビ属)は東アジアを中心に40種近くが分布し、日本には、サルナシのほかシマサルナシ(Actinidia rufa)、マタタ...

種類(原種、園芸品種)

‘光香(みつこう)’

果重約12gで、甘みが強く、酸味は中程度。9月下旬に成熟し、追熟は容易。

‘峰香(ほうこう)’

雌雄異株。果重約11g。果汁が多く、食味がよいので生食に向く。10月上旬に成熟する。

‘蛇喰(じゃばみ)’

山形県西川町蛇喰地区に自生していた在来種。雌株。果重5g程度で、糖度も高くはないが、実つきが非常によい。

昭和系

香川農試収集保存系統。雌株。果実は緑色で、果重約13g。甘みが強く、追熟も容易。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:大坪孝之(おおつぼ・たかゆき)
元東京農業大学助教授。現在は東京農業大学グリーンアカデミー講師。ウメ、リンゴ、柑橘類などの主要果樹はもとより、ブルーベリー、スターフルーツなど小果樹や熱帯果樹にいたるまで、果樹全般にわたり栽培研究の指導を行う。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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