学名:Lobelia sessilifolia、L. cardinalisなど
和名:サワギキョウ(沢桔梗)、ベニバナサワギキョウ(紅花沢桔梗)
科名 / 属名:キキョウ科 / ミゾカクシ属(ロベリア属)
サワギキョウ(Lobelia sessilifolia)は、高原の湿地でよく見かける野草です。すらりと伸びた茎に、さわやかな青紫色の花が長い穂になって咲き、切れ込みの深い独特の花形が特徴です。名前にキキョウとついていますが、花色が似ているということで、花形はキキョウとはまったく異なります。涼感のあるユニークな山野草として、鉢や庭植えに利用されています。花色は濃淡など多少の個体差があります。
苗の流通や栽培が多いのは、北米原産のロベリア・カージナリス(L. cardinalis、ベニバナサワギキョウ)の交配種で、よく「宿根ロベリア」などの名前で出回っています。サワギキョウより性質が強くて育てやすく、色とりどりの鮮やかな花が多数ついて、長期間咲き続けます。和名にベニバナとつくとおり、もともとの花色は緋赤色ですが、白花もあり、近縁のロベリア・シフィリチカ(L. siphilitica、オオロベリアソウ)などとの交配で、青や紫、桃色、サーモン色などの品種が育成されています。成長が早く、冬に低温にあわなくても開花するよう品種改良され、春まき一年草と同じように栽培することもできます。
●関連図鑑
ロベリア
園芸分類 | 草花 | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草 | 原産地 | 東アジア、シベリア、北アメリカ、メキシコ |
草丈/樹高 | 60~100cm | 開花期 | 8月~9月(6~7月には温室栽培の花つきのものが出回り始める) |
花色 | 青,紫,赤,ピンク,白 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 鉢,花壇,水辺や湿地でも育てられる | ||
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