園芸分類 | 庭木・花木 | ||
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形態 | 高木 | 原産地 | 日本(関東地方以西)、中国、台湾 |
草丈/樹高 | 20m | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性,生け垣に向く,初心者でも育てやすい,日陰でも育つ | ||
水はけがよければ、日なたから日陰まで幅広く植えることができますが、日当たりがよいほうがよく生育します。
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで、植えつけて2年以上たつ株は特に水やりの必要はありません。
庭植えは、2月ごろに寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは、3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気:ペスタロチア病、すす病
ペスタロチア病は、糸状菌(カビ)が原因の病気で、葉を部分的に灰褐色に枯らします。風雨により飛来した病原菌により発症します。葉の傷や切り口から侵入しやすく、刈り込み直後に発症することもあります。病原菌は落ち葉とともに越冬するので、枝に残った古い葉や株元の落ち葉を早めに取り除くことが予防にもなります。
すす病は、アブラムシやカイガラムシの堆積した排泄物に発生したカビです。見た目が悪いだけでなく、光合成を阻害します。アブラムシやカイガラムシを防除すれば発生も見られなくなります。イヌマキでは特にアブラムシの発生に注意します。
害虫:マキシンハアブラムシ、チャハマキ、ドウガネブイブイ
マキシンハアブラムシは新梢の先端に発生する赤みを帯びたアブラムシです。3月ごろから新梢の先を注意して観察し、早期発見に努めます。早期であれば部分的な小範囲の薬剤散布ですみます。アブラムシの排泄物は蜜状の甘い液体なので、これを求めて樹上に登るアリや、枝の先端部などに発生する兆候を手がかりにします。
チャハマキは小さなガの幼虫で、葉を糸で束ねた中に潜んでいます。見つけしだい捕殺するか、葉ごと圧殺します。
ドウガネブイブイはコガネムシの仲間で、成虫が夜間に葉を食害します。昼間に枝の中に潜んでいるところを枝を揺すって落とし捕殺したり、追い払うようにします。
水はけがよくなるよう、有機質を多く含む土になるよう心がけます。赤玉土(中粒)2、完熟腐葉土または樹皮堆肥1の比率で混ぜたものなどを使います。
鉢植え、庭植えともに、植えつけ適期は3月中旬から6月と9月です。また、根を切って行う移植の最適期は5月から6月です。植えつけ、植え替えのときは、植え穴または鉢底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として施します。大きな株を植えるときは、根に空気が届きやすいように、やや土を高く盛って植えつけ、深植えは避けます。
タネまき:10月ごろにタネの下の花托(かたく)が暗紫色に熟したらタネを採取します。採取したタネはすぐまくか、密閉したビニール袋に入れて冷蔵庫で保存し、翌年の3月にまきます。
さし木:3月から4月、または9月中旬から10月に行います。3月から4月の場合は、昨年伸びた充実した枝を穂木として使います。9月中旬から10月にさす場合は、今年伸びた枝から10㎝ほどの穂木をとり、水あげ後、清潔な鹿沼土などにさします。さし木後は乾燥しないよう注意し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
剪定:3月から12月に樹形を整える目的で刈り込みます。ただし、寒冷地では10月までに作業を終えるようにします。
イヌマキは雌雄異株の常緑高木です。若い枝は柔らかく、刈り込みにも耐えるため、人工樹形に仕立て庭木として利用されるほか、生け垣にも使われます。開花期は5月から6月で、雄株には葉と同じくらいの長さの尾状の黄色みを帯びた雄花が、雌株には先端に胚珠...
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