園芸分類 | 庭木・花木,コニファー | ||
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形態 | 低木,高木 | 原産地 | 北アメリカ、日本、台湾 |
草丈/樹高 | 1~30m | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性 | ||
日当たりと水はけのよい場所を好みます。特に葉色が黄色の品種は日当たりがよいほうがきれいに発色します。
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。
庭植えは、1月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは、3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気:特にありません。
害虫:スギドクガ、ミノガ類
スギドクガは鮮やかな黄緑色の体に茶色と白色のまだら模様があり、一見刺されると痛そうに見えますが毒はなく、触れても痛くありません。4月から6月、7月から8月の年2回食害を受けます。樹冠内部の葉から食べるため外からはわかりにくいので、食害を受けやすい時期は、株元にふんが落ちていないか注意します。
ミノガ類は数種類のミノムシが発生します。種類により食害時期が多少異なります。春や7月から8月に幼虫が発生し、葉を食害します。秋には枝にミノをつくって越冬し、やがて成虫になります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると年々数がふえ被害が大きくなります。
水はけがよくなるよう心がけます。赤玉土(中粒)2、完熟腐葉または樹皮堆肥1の割合で混ぜたものか、市販の培養土でもかまいません。
コニファーはポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは、庭植え、鉢植えともに11月から3月、または梅雨の期間が適期です。庭植え、鉢植えとも植え穴または鉢土の底に、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
さし木:2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から長さ10cmほどの穂木を採取します。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
剪定:ヒノキの葉は2年で茶色くなり落葉します。不用意に刈り込むと、作業後に残した葉が寿命を迎え落葉して葉がなくなり、枯れ込むおそれがあります。刈り込みや剪定は、発生してから1年以内の葉を残すように注意します。
ヒノキ属は北アメリカ、日本、台湾に分布し、日本にはヒノキとサワラの2種が自生し、どちらも日本の固有種です。ヒノキ属にはたくさんの園芸品種があります。葉色や枝の形に特徴のあるものも多く、ガーデンプランに取り入れやすい品種が数多くあります。
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