学名:Dracula
その他の名前:猿顔ラン(Monkey-face Orchid)
科名 / 属名:ラン科 / ドラキュラ属
ドラキュラは、144の原種をもつ大きな属で、主な種はコロンビア西部、エクアドル、ペルーに、ほかはメキシコ南部から中米全域に自生しています。主に一年中湿度の高い熱帯雲霧林帯に自生する着生ランです。属として命名され独立したのは比較的新しく1978年のことで、それまではマスデバリア属(Masdevallia)の一部として扱われていました。ドラキュラはラテン語でドラゴンを表す言葉で、赤茶色や黒い三角形の花の雰囲気から命名されたといいます。一部の種は花の色彩・模様がサルの顔のように見えるため、俗称「猿顔ラン」とも呼ばれますが、ドラキュラすべてがサルの顔に見えるわけではありません。株は小型から中型で、やや肉厚の立ち葉を多数もち、バルブは形成しません。
熱帯の標高の高い熱帯雲霧林が原産地のため、高温・乾燥に特に弱く、猛烈な暑さの夏がある日本では冷房などの整った施設がないと栽培は困難です。植え込み材料は絶対に乾かしてはいけないので、水やりにも十分な注意が必要です。空中湿度も高めに保たないと株を弱らせてしまいます。また寒さも嫌います。花茎が株元から下向きに伸びてくるため、栽培するときはバスケットなどに植え、ぶら下げた状態で管理すると、バスケットの底あたりから花芽を伸ばし開花します。花茎を横や斜め上に伸ばす種もあります。1花茎に通常1輪の花を咲かせますが、花茎そのものは1輪咲き終わったあとも枯れず、その後数輪の花を継続して咲かせます。
園芸分類 | ラン | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草 | 原産地 | メキシコ南部からペルー |
草丈/樹高 | 10~30cm | 開花期 | 周年(不定期) |
花色 | 白,黒,茶,複色 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 弱い | 耐暑性 | 弱い |
特性・用途 | 日陰でも育つ | ||
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