オジギソウ
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オジギソウの基本情報

学名:Mimosa pudica
和名:オジギソウ
その他の名前:ネムリグサ、ミモザ、おじぎ草

科名 / 属名:マメ科 / オジギソウ属

オジギソウ
オジギソウ
オジギソウ

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オジギソウとは

特徴

オジギソウは中央アメリカから南アメリカ原産の多年草で、非耐寒性で霜に当たると枯れるため、日本では春まき一年草として扱われています。
オジギソウは学校の教材として育てた記憶のある人も多く、たいへん馴染み深い草花です。手を触れることで、普段動かない植物が、名前の通りお辞儀をするように動く様子はとても興味をそそられます。オジギソウの葉のつけ根には葉枕(ようちん)というふくらんだ部分があります。触れられるとその刺激で、葉枕の下側の水が一気に葉枕の上側に移動し、上側は膨張します。水がなくなった下側は収縮するため、その結果として葉が閉じて垂れ下がるのですが、元に戻るには10~20分くらいかかるようです。本葉が展開した小さな苗でさえも触れるとお辞儀をするのが何ともけなげです。ただし、触るという行為は植物にとってはストレスになるようなので、短時間に何度もむやみに触らないほうがよいかもしれません。
オジギソウはこのように素早い運動をする植物として有名ですが、ピンク色のふわふわとしたポンポン状の花も可憐で魅力的で、単独でまとめて植えるとかわいい雰囲気になります。ピンク色の球状の部分は花序で、小さな花が多数集まっています。
別名の「ネムリグサ」は夜に葉を閉じることにちなみます。また、「ミモザ」という別名は属名のMimosaに因りますが、日本では「ミモザ」は別属のフサアカシア(Acacia dealbata)の花名に使われています。これはフサアカシアの葉がオジギソウと似ていることからと呼ばれるようになったといわれます。

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草扱い(霜の降りない地域では多年草) 原産地 中央アメリカ~南アメリカ
草丈/樹高 20~50cm 開花期 7月~10月
花色 ピンク 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 初心者でも育てやすい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

育て方・栽培方法

オジギソウの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:若松康史(わかまつ・やすし)
園芸研究家。東北大学大学院を修了後、種苗会社や試験場などを経て、滋賀県の草津市立水生植物公園みずの森に勤務。鉢物のオーソリティであり、マニアともいえるほどの球根植物愛にあふれる。幅広い園芸の知識をもつ。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

オジギソウのそだレポ(栽培レポート)

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