園芸分類 | 果樹,庭木・花木 | ||
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形態 | 低木,高木 | 原産地 | ヨーロッパ東南部およびアジア西部 |
草丈/樹高 | 2~5m | 収穫期 | 8月下旬~11月 |
受粉樹 | 必要 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 落葉性,耐寒性が強い | ||
日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びましょう。
鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、品種や土質にもよりますが、夏にひどい日照りが続くような場合は水やりが必要です。
元肥を庭植えは11月から2月に、鉢植えは2月に、追肥を庭植えは9月に、鉢植は5月と9月に施します。庭植えでは、元肥、追肥とも化成肥料(チッ素N‐リン酸P‐カリK=8‐8‐8など)を用いますが、化学肥料は最小限度に抑えて、できるだけ堆肥などの有機物を施すことが大切です。家庭で出る草や生ゴミなどを有効に利用しましょう。鉢植えでは、元肥には有機固形肥料を、追肥には緩効性化成肥料を用います。
病気:斑点落葉病、腐らん病、黒星病、うどんこ病、モニリア病など
斑点落葉病は葉に小斑点ができ落葉する、リンゴの致命的で最も重要な病気です。腐らん病は、枝幹を侵す厄介な病気。黒星病は、葉や果実を侵します。うどんこ病は、主に葉や新梢に発生します。モニリア病は、葉や花が侵されて褐変し、いわゆる葉腐れ、花腐れになります。いずれの病気も薬剤防除だけでなく、被害を受けた葉や花、枝の切除、落ち葉の徹底した処理が大切です。また、樹勢の維持などふだんから管理・作業に注意することも大切です。
害虫:キンモンホソガ、シンクイムシ類、アブラムシ類など
キンモンホソガは最も注意の必要な害虫で、幼虫が葉に侵入し、葉肉を食害するため葉が育ちません。シンクイムシ類は、果実や新梢に侵入食害する重要な害虫です。アブラムシ類では、特にリンゴコブアブラムシは薬剤を散布して防除することが大切です。
水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。一般的な市販の用土を混合して用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
鉢植えの植え替え適期は11月から3月です。根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2~3年に1回は必要です。
つぎ木:3月に切りつぎをしてふやします。
剪定:リンゴは成長が落ち着き、下垂した枝によい果実がつきます。剪定は、整枝が重要で、夏場伸長する枝は、不要な枝を間引いたり、誘引、切り詰めなどを加えて行って整理することが大切です。適期は7月から8月です。
花芽は1つの芽の中に花房と枝になる芽を含む混合花芽で、主に枝の先端につきます。そのため、冬の剪定では強い切り詰めは避けます。適期は1月から2月です。
人工受粉:リンゴは異品種を並べて植えておけば、自然受粉でも結果しますが、大きくて品質のよい果実を収穫するには、花房の中心花に人工受粉をするのがよいでしょう。
摘果:1果房にたくさん着果するので、中心果に結果した形のよいものを1個残して摘果します。着果が多い場合は、さらに摘果が必要です。
袋かけ:シンクイムシの被害防止のため、袋かけをしましょう。かけない場合は数回の薬剤散布が必要になります。
リンゴは「斑点落葉病」や「キンモンホソガ」など厄介な病害虫が多く、家庭では栽培しにくい果樹です。しかし、病害虫防除さえクリアすれば、かなり楽しめます。木が大きくなりやすいですが、矮性台木についだ苗を求め、整枝の仕方を心得れば、かなりコンパク...
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