小町りんどう(ケンタウリウム)の仲間
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小町りんどう(ケンタウリウム)の仲間の基本情報

学名:Centaurium spp.
その他の名前:小町竜胆、ベニバナセンブリ、シマセンブリ、ケンタウリウム、セントーリウムなど

科名 / 属名:リンドウ科 / シマセンブリ属(ケンタウリウム属)

小町りんどう(ケンタウリウム)の仲間とは

特徴

小町りんどうが属するケンタウリウム属(Centaurium、シマセンブリ属)には30種ほどがあり、日本には沖縄などの海岸に近い場所にシマセンブリ(C.japonicumSchenkia japonica)が自生しています。
多く栽培されているのは南ヨーロッパ原産のケンタウリウム・コンフェルタム(C. confertumC. chloodes)で、これが「小町りんどう」の名前で流通しています。短命な多年草で、草丈は5~10cmくらい、こんもりと茂り、花径1.5cmくらいのピンクの花がびっしりと咲きます。栽培は容易で、こぼれダネでもよくふえます。
小町りんどうを一回り大きくしたような種類に、多年草のケンタウリウム・スキロイデス(C. scilloides)があります。ほふく性でハンギングにも向きます。
また、草丈の高い大型種に、二年草のベニバナセンブリ(C. erythraea)があり、帰化植物となって各地で野生化しています。ピンクの小花が群れ咲き、ムシトリナデシコに似た姿となるので、花壇やコンテナなどに利用できます。名前にセンブリとありますが、薬草にされるセンブリ(Swertia japonicaとはかなり異なり、苦みも少なく、普通は薬用として利用しません。

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草,二年草,多年草(種類による) 原産地 南ヨーロッパなど
草丈/樹高 5~60cm 開花期 主に4月~6月
花色 ピンク(小町りんどう) 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 常緑性(多年草),鉢,ロックガーデン
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • 小町りんどう

    Centaurium confertumCentaurium chloodes
    南ヨーロッパ原産の短命な多年草。草丈5〜10cm。よく枝分かれし、開花期も長い。
  • ベニバナセンブリ

    Centaurium erythraea
    ヨーロッパ〜西アジア原産で、世界各地に野生化している二年草。草丈40〜60cm。
  • ケンタウリウム・スキロイデス

    Centaurium scilloides
    西ヨーロッパ原産で、ほふく性の多年草。花径は2cm。

育て方・栽培方法

小町りんどう(ケンタウリウム)の仲間の栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

小町りんどう(ケンタウリウム)の仲間のそだレポ(栽培レポート)

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小町りんどう(ケンタウリウム)の仲間を育てたことがある方は、ぜひその経験を皆さんにご紹介してください。

小町りんどう(ケンタウリウム)の仲間の写真

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