学名:Heliophila longifolia(H. coronopifolia)
その他の名前:ヘリオフィラ・コロノピフォリア
科名 / 属名:アブラナ科 / ヘリオフィラ属
属名のヘリオフィラ(Heliophila)はギリシャ語で「太陽、愛する」を意味し、太陽が昇っている日中に花を開き、夜に花を閉じるという性質に由来するとされています。ヘリオフィラ属の多くは一年草ですが、多年草もあります。さらに草丈の高低など株姿の多様性が大きく、80種以上が認められています。それらの多くは南アフリカに分布し、冬季温暖で雨の多い地中海性気候の地域に生育しています。ヘリオフィラ属は白、紫色、青色の花を咲かせ、最大の特徴はほかのアブラナ科植物には見られないような、赤味のない澄んだ青色の花にあります。
流通しているのはロンギフォリア種(コロノピフォリア種とも)です。種小名のロンギフォリアが「長い葉」を意味する通り、葉が細長く、細かく枝分かれした花茎に透明感のあるブルーの小花を多数咲かせ、たいへん繊細な雰囲気があります。また、繊細な外見に似合わず性質は丈夫で育てやすく、開花期間も長いので園芸価値が高い草花です。花が咲き終わると結実した鞘(さや)が次第に大きくなり、成熟するとタネのできる部分がくびれます。鞘がたくさんついている姿もユーモラスです。
ロンギフォリア種は秋まきの一年草ですが、耐寒性はやや劣るので、北日本や高冷地では春まき一年草(4月~5月まき)として扱います。
園芸分類 | 草花 | ||
---|---|---|---|
形態 | 一年草 | 原産地 | 南アフリカ |
草丈/樹高 | 30~60cm | 開花期 | 3月~5月 |
花色 | 白,紫,青 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | やや弱い | 耐暑性 | 弱い(一年草なので夏には枯れる) |
特性・用途 | 初心者でも育てやすい,切り花 | ||
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