学名:Rohdea japonica
和名:オモト
その他の名前:万年青(中国名)
科名 / 属名:キジカクシ科(クサスギカズラ科) / オモト属
オモトは日本原産の多年草で、宮城県を北限に本州、四国、九州に自生しています。観葉植物としてわが国独自の感性で改良されてきた、世界に誇るべき園芸植物です。日本の気候、風土によく合い、順応性が高く丈夫で、初心者にも育てやすい植物です。オモトは漢名「万年青」で、これを日本ではオモトと読んでいます。
オモトの見どころは、葉の芸(葉の変化)、斑(模様)、そして大きさです。これらが組み合わさりさまざまな品種がつくられています。まず葉がくるくると巻く獅子、表面が隆起する雅糸龍(がしりゅう)、つけ根がきれいに重なる襟組みなどの葉の芸、次に縞柄と葉縁を覆輪が同時に入る縞覆輪、白い筋状の模様が入る千代田斑、つけ根は柔らかな黄色で葉先にいくにしたがい緑色になる曙斑などの葉の斑、そして葉の大小により大葉種、中葉種、小葉種があり、粋な魅力が集まっています。
日本の伝統植物の多くは植える鉢にもたいへんこだわりますが、オモトも鉢と調和させる楽しみがあります。伝統的な錦鉢と合わせて格調高く飾るもよし、モダンな鉢や鉢カバーで現代的にアレンジするもよしとオモトの懐の深さを感じます。年間を通じて観賞する観葉植物ですが、冬には赤や朱色の実も楽しめます。
伝説ではありますが、徳川家康の江戸城入城に先立ち、徳川家が代々栄えますようにと、葉を常に保つオモトを家臣が献上したといわれています。そのことを暗示するかのように、静岡県久能山東照宮の社殿(国宝)などの長押など5か所にオモトの彫刻が極彩色に彩られ現存しています。
※科名:ユリ科に分類されることもあります。
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園芸分類 | 観葉植物 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | 日本、中国 |
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草丈/樹高 | 3cm~50cm(品種によって異なる) | 栽培難易度(1~5) | ![]() |
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耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 普通 |
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特性・用途 | 常緑性,日陰でも育つ,初心者でも育てやすい | ||
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