ヤマボウシ
お気に入りに登録する

ヤマボウシの基本情報

学名:Cornus kousaBenthamidia japonica
和名:ヤマボウシ(山法師)
その他の名前:ヤマグルマ

科名 / 属名:ミズキ科 / サンシュユ属(ヤマボウシ属)

ヤマボウシ
ヤマボウシ
ヤマボウシ

クリックすると拡大します

ヤマボウシとは

特徴

ヤマボウシは中国、朝鮮半島、日本の本州から琉球列島に分布します。江戸時代には欧米へ渡り観賞樹木として栽培されています。同じ属のハナミズキに比較すると開花時期が遅く、葉が出たあとに枝先に開花するので華やかさは少ないのですが、梅雨どきの花木としては価値が高い存在です。花のように見えるのは本来の花弁ではなく、ハナミズキと同様、総苞片(花のつけ根の葉)です。そのため比較的花の観賞期間も長いのが特長です。果実は8月から9月に紅橙色に熟し、果肉は粘質で甘く生食できます。自然に樹形が整い、幹肌が鹿の子模様になることから、個人庭園のシンボルツリーや景観木、公園木のほか街路樹としても広く利用されています。
最近では、常緑のヤマボウシとしてガビサンヤマボウシ、ヒマラヤヤマボウシなども出回って、人気を得ています。

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 高木 原産地 中国、朝鮮半島、日本
草丈/樹高 10~15m 開花期 6月中旬~7月中旬
花色 白,ピンク,帯緑色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,初心者でも育てやすい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ベニバナヤマボウシ

    Benthamidia japonica f.rosea
    ヤマボウシの基本は白花なのに対し、総苞片が淡紅色の華やかな品種。
  • ハナヤマボウシ

    Benthamidia japonica f.magnifica
    総苞片は小さいが、やや緑を帯びた白色で披針形をしている。
  • ‘ウルフ・アイ’(別名‘シルバー・ウルフ’)

    Benthamidia‘Wolf Eye’
    白覆輪葉で、葉緑がやや波打つ。

育て方・栽培方法

ヤマボウシの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:濱野周泰(はまの・ちかやす)
東京農業大学地域環境科学部教授。環境省特定外来生物等分類群専門家グループ委員をはじめ、学外での活躍も多く、2010年3月に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の修復再生の指揮をとっている。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ヤマボウシのそだレポ(栽培レポート)

写真を見る

ヤマボウシに関する記事

この植物名が含まれる園芸日記過去1年間

関連するコミュニティ

  • もう1つのそだレポ
    日本に従来から自生する植物の栽培を楽しみたい方のためのそだレポです。趣味園にもともとあるそだレポとの違いは、一人の人のそだレポではなく、参加者がご自分の育て...

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!