園芸分類 | 庭木・花木 | ||
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形態 | 高木 | 原産地 | 中国、朝鮮半島、日本 |
草丈/樹高 | 10~15m | 開花期 | 6月中旬~7月中旬 |
花色 | 白,ピンク,帯緑色 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 落葉性,初心者でも育てやすい | ||
日がよく当たるやや乾燥した場所で、西日の当たらないところが適しています。土壌は、通気性、透水性のよい肥よく土を好みます。
庭植えの場合は、水やりの心配はありません。鉢植えの場合は、夏の水やりを朝のうちに行います。
庭植え、鉢植えともに冬期から早春に施肥をします。
病気:うどんこ病
固まった土壌や過湿になる土地では、梅雨どきにうどんこ病が発生します。
害虫:ほとんど見られません。まれにカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が食害するので、見つけしだい捕殺します。
水はけのよい用土(例:赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など)が適します。
鉢植えは、2~3年に1回は植え替えます。適期は12月から3月です。
庭への植えつけも12月から3月が適期です。有機質肥料と化成肥料を混合した元肥を施してから植えつけます。
つぎ木:園芸品種は3月から4月ごろにつぎ木でふやします。タネから育てたヤマボウシの台木に切りつぎによって行います。
タネまき:秋に熟した果実を採取し、果肉を取り除きタネを水洗いしたあと、すぐにまく(とりまき)か、乾かないよう注意して冷蔵庫に保存し、翌春(3月)にまきます(春まき)。
整枝・剪定:樹形が早期に安定しますから、特に必要とはしません。ただし、どうしても不要な枝を切りたい場合は、12月から3月に枝の分岐点から間引くようにします。切り詰めはしないようにします。それでも枝が込みすぎたような場合は、花後の6月下旬に軽い剪定を行うこともできます。
ヤマボウシは中国、朝鮮半島、日本の本州から琉球列島に分布します。江戸時代には欧米へ渡り観賞樹木として栽培されています。同じ属のハナミズキに比較すると開花時期が遅く、葉が出たあとに枝先に開花するので華やかさは少ないのですが、梅雨どきの花木とし...