学名:Kadsura japonica
和名:サネカズラ(実葛)
その他の名前:ビナンカズラ(美男葛)、カズラ(葛)
科名 / 属名:マツブサ科 / サネカズラ属
赤い果実の美しいサネカズラの仲間には17種があり、中国を中心に、東アジアから東南アジア(一部の種は南アジア)まで分布する常緑性のつる植物です。日本にはサネカズラ(Kadsura japonica)とリュウキュウサネカズラ(K. matsudae)の2種が分布しています。
和名のサネは実、カズラはつるで、美しい果実がつくつるの意味です。また、つるの絡まる様子から、和歌では「逢う」や「来る」の枕詞として使われます。別名のビナンカズラ(美男葛)の名は、粘った樹液を水で溶いて、びんつけ油の代わりとして使ったことからとされます。
光沢のある深い緑色の葉に、秋が深まるころに真っ赤に熟す丸い果実はとても印象的です。長く伸びるつるをパーゴラやフェンス、トレリスなどに絡ませることもできますし、広い場所があればグラウンドカバーとしても利用することができます。つるは旺盛に伸び、四方に広がって、ほかの樹木などにも絡まるので、フェンスなどの構造物に誘引するのが無難です。ただし、吸盤はないので、壁に這わせることはできません。
栽培は容易で、西日の当たらない日なたから半日陰の排水性のよい場所に植えつけます。寒冷地では落葉することがあります。
基本的に雌雄異株ですが、結実した状態で販売されているものは、1株でも結実する雌雄同株だと考えられます。
園芸分類 | 庭木・花木 | ||
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形態 | つる植物 | 原産地 | 日本、済州島(韓国)、台湾 |
草丈/樹高 | 3m以上(つるの長さ) | 開花期 | 7月~8月 |
観賞期 | 10月~12月(果実) | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性,つる性, 生け垣向き,盆栽向き,初心者でも育てやすい,グラウンドカバーにできる | ||
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