学名:Morus spp.
和名:ヤマグワ(山桑)、マグワ(真桑)、シログワ(白桑)
その他の名前:マルベリー
科名 / 属名:クワ科 / クワ属
クワはクワ属(Morus)の植物の総称で、日本を含むアジアと北アメリカに約60種が分布します。一般にクワと呼ばれ養蚕用に栽培される種類は、中国原産のマグワ(M. alba)と日本からヒマラヤまで広く分布するヤマグワ(M. australis)で、多数の飼料用の品種が作出されています。一方、園芸的にマルベリーの名称で栽培されるのはマグワのほか、レッドマルベリー(M. rubra)、クロミグワ(M. nigra)などがありますが、日本ではマグワが中心で、果実が大きかったり、四季なり性などの果実を楽しむもののほかに、シダレグワやほうき立ち性のファスティギアータなど樹形を楽しむ園芸品種もあります。
花は小さく地味な黄緑色で、基本的に雌雄異株ですが、同株のこともあります。雄花序は長く、雌花序はごく短いのが特徴です。観賞されるのは、形の変わる葉と、緑色から、黄、赤に変化し、黒熟する果実です。養蚕用に植栽されたクワについた実「どどめ」を食べて口が黒くなった記録がある方も多いのではないでしょうか。マルベリーとして販売されているものは雌株ですが、1株でも結実します。果実は観賞以外にも生食はもとより、ジャムや果実酒として利用できます。
栽培は容易で、生育旺盛、植えつけてから1~2年で果実の収穫まで行えます。日当たりのよい場所で、開花期から夏までの乾燥に注意すればよく育ちます。大きくなりすぎることもあるので、適切な剪定による樹形維持も重要です。また、大きく育つので長期間の鉢での栽培には適していません。
園芸分類 | 庭木・花木,果樹 | ||
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形態 | 高木 | 原産地 | 日本を含むアジア、南北アメリカなど |
草丈/樹高 | 10m(栽培下では3~5m) | 収穫期 | 5月~7月 |
受粉樹 | 不要 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 落葉性,初心者でも育てやすい | ||
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