ナデシコ(ダイアンサス)
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ナデシコ(ダイアンサス)の基本情報

学名:Dianthus
和名:ナデシコ(撫子)

科名 / 属名:ナデシコ科 / ナデシコ属(ダイアンサス属)

ナデシコ(ダイアンサス)
‘花はな’
ナデシコ(ダイアンサス)
カワラナデシコ
ナデシコ(ダイアンサス)
‘ノベルナ・クラウン’

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ナデシコ(ダイアンサス)とは

特徴

ナデシコの仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。わが国では、秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生し、このほか、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなどが古くから観賞用に栽培されてきました。品種も多く、種間交配によってさらに多くの園芸品種が育成されています。花壇やコンテナ、鉢植えだけでなく、高性種は切り花に利用され、幅広い用途があります。園芸品種には、四季咲き性のものが多く、常緑性で耐寒性も強いので、品種や場所によってはほぼ周年にわたって観賞できるほどです。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、南アフリカ
草丈/樹高 0.1~0.6m 開花期 4月~8月(四季咲きの園芸品種もある)
花色 赤,ピンク,白,黄,複色,黒 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 種や品種により異なるが強いものが多い。古株ほど弱くなる
特性・用途 常緑性,耐寒性が強い
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • カワラナデシコ

    日本各地に自生。やさしい草姿で、花弁に深い切れ込みが入る。秋の七草の一つ。
  • ヒゲナデシコ

    ヨーロッパ原産。茎の先端に多数の小花が集まって咲く。アメリカナデシコとも呼ばれる。
  • タツタナデシコ

    ヨーロッパ原産。蛇の目模様のある花。銀白色を帯びた葉が密生し、冬でも観葉植物として楽しめる。
  • ヒメナデシコ

    ヨーロッパ原産の小型種。繊細な草姿で、こぼれダネでもよくふえる。
  • セキチク

    中国原産。
  • 「フォトン」シリーズ

    ヒゲナデシコとカワラナデシコの種間雑種。草丈が高く、丈夫。四季咲き。
  • ‘初恋’

    草丈が高く、やさしい草姿で花つきがよい。四季咲き。
  • テルスター系

    セキチクとヒゲナデシコの種間雑種。四季咲き性の矮性種。
  • ‘花はな’

    マット状に広がり、グラウンドカバーとして利用できる。

育て方・栽培方法

ナデシコ(ダイアンサス)の栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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