温帯スイレン
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温帯スイレンの基本情報

学名:Nymphaea
和名:スイレン(睡蓮)
その他の名前:耐寒性スイレン、温帯性スイレン

科名 / 属名:スイレン科 / スイレン属

温帯スイレン
温帯スイレン
‘マイラ’
温帯スイレン
‘アマビリス’

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温帯スイレンとは

特徴

フランスの画家クロード・モネが愛したスイレンです。丸い葉とやさしい色合いの花が水面に浮かびます。花形は熱帯スイレンより豊富で、花と葉が小型のヒメスイレンもあります。花は昼咲き性で、日が高くなるころには閉じます。ワサビのように長く太った根茎をもち、春に根茎の先端から芽を水中に伸ばし、水面に葉を広げます。
4月下旬から苗が出回ります。しっかりとした腐っていない根茎で、芽が確認できるものを購入しましょう。植えつけ1年目の株は花数が少ないですが、2年目以降は立派な花をたくさん咲かせるようになります。

●関連図鑑
熱帯スイレン

基本データ

園芸分類 水生植物
形態 多年草 原産地 世界の温帯域
草丈/樹高 開花期 5月中旬~10月
花色 白,赤,ピンク,黄,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通
特性・用途 開花期が長い,落葉性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘アーカンシェル’

    Nymphaea ‘Arc-En-Ciel’
    葉に白やピンク色のさまざまな斑が入る。花弁は細く、花色は淡桃色。開花2日目には花色がより薄くなる。
  • ‘ジェイムズ・ブライドン’

    Nymphaea ‘James Brydon’
    花弁の幅が広く、枚数が多い。濃いピンク色の花。比較的小型で家庭向きであるが、暑さにやや弱く、夏の高温期には開花が止まる。
  • ‘オールモスト・ブラック’

    Nymphaea ‘Almost Black’
    温帯スイレンと熱帯スイレンの交配種。花の中心が赤黒く、黒いスイレンと呼ばれる。
  • ‘ダーウィン’

    Nymphaea ‘Darwin’
    ほんのりとピンク色の花が包み込むように咲く。花弁の元に近くなるほど赤みが強く、ぼかし花色が美しい。花弁数が多いのも特徴。
  • ‘ピーチ・グロウ’

    Nymphaea ‘Peach Glow’
    花色は淡いクリームにほんのりとピンク色がのり、モモのよう。花弁が多く、豪華な印象。次々と開花するが、真夏は花弁が傷みやすい。

育て方・栽培方法

温帯スイレンの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それに止まらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

さらに詳しく知りたい方におすすめの本

よくわかる栽培12か月 スイレン
スイレンの上手な育て方を月ごとに解説・紹介

スイレンも一般の園芸植物と同じように鉢植えで簡単に楽しむことができます。耐寒性と熱帯性の2タイプの栽培のポイントを月ごとに解説。

温帯スイレンのそだレポ(栽培レポート)

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