エビネ(夏咲き)
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エビネ(夏咲き)の種類(原種、品種)

主な原種、品種、仲間など

  • ツルラン

    Calanthe triplicata
    日本では主に屋久島・種子島以南に自生。花は白く、ふつう唇弁の基部に黄色かオレンジ色の斑点がある。温度さえ保てば丈夫。
  • オナガエビネ

    Calanthe masuca
    日本では主に屋久島・種子島以南に自生。ツルランより全体に一回り小型で、花は赤紫色、葉は4〜8枚。やや暑がり、長期間の安定した栽培は難しい。
  • ダルマエビネ(ヒロハノカラン)

    Calanthe alismifolia
    日本では主に屋久島・種子島以南の湿った森林に自生。ツルランやオナガエビネより弱く、花も地味。栽培用の株が自生地から収奪的に採集されており、栽培を推奨できない。
  • リュウキュウエビネ

    Calanthe okinawensis
    オナガエビネより全体に少し小さく、花茎は斜めに伸びるか弓なりに曲がり、花色は紫色を帯びた赤。ツルランとオナガエビネとの交配種群とは別種。
  • ユウヅルエビネ

    Calanthe × dominyiC. × dominii
    ツルランとオナガエビネの自然雑種群。花色は白から赤紫色。本交配種をさらに交配した個体が「リュウキュウエビネ」の名で多数流通する。これらは強健で花つき、色彩ともよく、おすすめ。

特徴

エビネの仲間には温帯性種と熱帯性種があり、夏に開花するエビネの多くは熱帯性種です。
ツルラン(Calanthe triplicata)に代表されるのが「熱帯性常緑カランセ」と呼ばれる種類で、これらはアジアの熱帯多雨...

育て方・栽培方法

エビネ(夏咲き)の栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:辻 幸治(つじ・こうじ)
1976年、大阪生まれ。ホームセンター勤務を経て、現在は園芸分野の執筆活動も精力的に行う気鋭の園芸家。江戸の園芸文化から、海外のワイルドフラワーまで、幅広く植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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エビネ(夏咲き)のそだレポ(栽培レポート)

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