ライラック
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ライラックの育て方・栽培方法

ライラック
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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 高木 原産地 ヨーロッパ南東部
草丈/樹高 1.5~6m 開花期 4月~5月
花色 白,赤,紫,青 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 落葉性,開花期が長い,耐寒性が強い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりを好みますが、西日には大変弱いので、植え場所には注意が必要です。水はけのよい土壌を好みます。

水やり

庭植えなど地植えの場合、ほとんど水やりの必要はありません。ただし、植栽の南限地域(関東地方から東海地方)では、真夏は朝に水やりをします。そのためにも水はけのよい土壌であることが必要です。鉢植えの場合も同様です。

肥料

早春(3月ごろ)と6月に、株の周囲に溝を掘り、鶏ふん、骨粉、油かすなどを施します。鉢植えの施肥は、緩効性化成肥料を土に埋め込みます。

病気と害虫

害虫:アブラムシ、カイガラムシなど
新芽にアブラムシが発生します。また、風通しが悪かったり枝が込みすぎたりするとカイガラムシが発生します。

用土(鉢植え)

水はけのよい用土(赤玉土小粒6:腐葉土3:黒土1の配合土など)が適します。

植えつけ、 植え替え

鉢植えは2~3年に1回、植え替えをします。作業の適期は11月から3月ごろです。寒冷地では、春または秋に植え替えます。
庭植えにする際は、11月から3月ごろ、事前に腐葉土などの有機物を植え穴によく混ぜてから植えつけます。寒冷地では厳寒期を避け、春または秋に植えつけます。

ふやし方

つぎ木:春にイボタを台木とするか、または実生のライラック苗につぎます。

株分け:春または秋に行います。

とり木:環状剥皮(かんじょうはくひ)をして枝の途中から根を出させ、とり木をすることができます。

主な作業

萌芽力が弱いので、込みすぎた枝や伸びすぎた枝など不要枝を休眠期に剪定する程度です。暖かい地方では、ほとんど剪定をしません。

特徴

ライラックはヨーロッパ生まれの落葉花木です。一般に親しまれているライラックという名称は英名で、日本でも呼ばれているリラという名称は、フランスでの名称です。花は枝先に穂状に多数つけ、芳香があります。耐寒性が強く、花期が長く、冷涼な地域の代表的...

種類(原種、園芸品種)

‘アルバ’

‘アルバ’


Syringa vulgaris‘Alba’
ライラックのなかでは早咲きで白い花をつける。

‘ルブラ’


Syringa vulgaris ‘Rubra’
紅紫色の花を密生した花序になる落ち着きのある品種。
‘ビオラケア’

‘ビオラケア’


Syringa vulgaris‘Violacea’
藤紫色の花をつける清涼感のある品種。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:濱野周泰(はまの・ちかやす)
東京農業大学地域環境科学部教授。環境省特定外来生物等分類群専門家グループ委員をはじめ、学外での活躍も多く、2010年3月に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の修復再生の指揮をとっている。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ライラックのそだレポ(栽培レポート)

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