園芸分類 | 庭木・花木 | ||
---|---|---|---|
形態 | 高木 | 原産地 | 日本・韓国(済州島) |
草丈/樹高 | 8~10m | 開花期 | 4月上旬 |
花色 | 白 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 落葉性,耐寒性が強い | ||
大きく育つため、十分に広い場所が必要です。良好に生育させて花を咲かせるためには、日当たりのよい場所に植えつけます。腐植質に富み、水はけのよい土壌が適しています。コブシは根が粗く、細根が少ないので、成木の移植は困難です。将来の大きさを考えて、植え場所を選びましょう。
大きく育つため、鉢植えでの栽培には向きません。
植えつけ後、しばらくの間は乾いたら与えますが、その後は必要ありません。
若木の場合は、成長期の5月、充実期の9月中旬から下旬、休眠期の1月に、緩効性化成肥料や固形の油かすを施します。9月はチッ素分の少ないものを施してください。成木の場合は、5月と1月に施します。
害虫:カイガラムシ、カミキリムシ
カミキリムシの幼虫が幹に穴をあけて食害することがあります。
落葉期の1月から3月上旬に行います。元肥として腐葉土や完熟堆肥などをすき込み、根を切らないように注意しながら根鉢を1/3ほどくずして、深植えにならないように植えつけます。
タネまき:適期は9月から10月です。熟した果実から採種します。果皮と果肉を水洗いしてきれいに取り除き、赤玉土小粒単用で3.5号程度の鉢に2、3粒まいてください。春に発芽し、本葉が3~4枚になったら2.5~3号鉢に1本ずつ鉢上げします。
剪定:自然に広卵形の樹形になりますが、形を整えたい場合は、花後、新葉が出る前に剪定を行います。伸びすぎた枝や込み合った枝は、基部から2~3芽を残して、外側に向いている芽の上で切り取ります。枯れ枝や、枝の途中から出て真上に勢いよく伸びる徒長枝は、基部から切り取ってください。
日本各地の野山を白い花で彩るコブシは、サクラとともに春の訪れを告げる花木です。ヤマザクラと同じく、コブシもタネまきや田植えの時期を知らせる花として、古くから農耕と密接な関係がありました。そのため、両種ともに田打桜、種蒔桜、田植桜と呼ばれます...
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