デンファレ
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デンファレの基本情報

学名:Dendrobium

科名 / 属名:ラン科 / セッコク属(デンドロビウム属)

デンファレ
デンファレ
デンファレ

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デンファレとは

特徴

デンドロビウム・ビギバムという原種をもとに交配してできてきたデンドロビウムの交配種群を日本ではデンファレと呼び、そのほかのデンドロビウムと分けています。草丈が大きくなる切り花用の大輪系から小型の鉢花として楽しめるミニ系までさまざまなタイプがありますが、いずれも細長い茎状のバルブの頂部から花茎をほぼ直立に伸ばし、コチョウランの花形によく似た花を咲かせます。デンドロビウムでありながら、花の咲き方や花形がコチョウラン(ファレノプシス)に似ていることからつけられた和名といってもよいでしょう。
もともと熱帯性の交配種なので、低温が苦手です。切り花として一年中出回りますが、鉢物は主に6月から9月の気温の高いときに多く販売されます。小型のタイプは大型に比べやや低い温度に耐えますが、あまり気温が低いと葉がすべて落ちるので、やはり寒さには当てないようにします。

基本データ

園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 ニューギニアから北部オーストラリア
草丈/樹高 25~80cm 開花期 主に6月~9月(栽培温度によりかなり異なる)
花色 白,ピンク,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • パンダ系

    いわゆるデンファレの代表的なタイプ。丸みを帯びた花弁をもち、花弁先端の部分がやや濃色になる赤紫系の中〜大輪花。
  • ソニア系

    やや長めの花茎をもち、花弁がとがり気味の中〜大輪花。花色は赤紫系。
  • ビギバム系

    ミニデンファレ系。やや薄めの花弁をもち、花も株も小柄なタイプ。花色は白、ピンク、赤紫色など。

育て方・栽培方法

デンファレの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:江尻宗一(えじり・むねかず)
アメリカ・サンタバーバラのラン園への留学を経て、須和田農園を経営。カトレアを中心に育種にも取り組む。毎年、世界各地のランの自生地を訪れ、失われつつある野生状態を記録している。日本洋蘭農業協同組合(JOGA)・組合長。英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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