マキシラリア
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マキシラリアの基本情報

学名:Maxillaria

科名 / 属名:ラン科 / マキシラリア属

マキシラリア
マキシラリア・バリアビリス
マキシラリア
マキシラリア・バリアビリス
マキシラリア
マキシラリア・ピクタ

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マキシラリアとは

特徴

マキシラリアは極小輪の小型種から大輪の大型種まで非常に種類の多い洋ランです。一般的に流通している種類は非常に丈夫で栽培しやすいものが多いですが、洋ラン専門店でしか取り扱っていない特殊なタイプは、暑さに弱いものが多く、栽培が難しいものがあります。暑さに弱いタイプは主にアンデス山脈の高地を原産とするものです。丈夫なタイプは主にメキシコ・中米・ブラジルの低地原産のもので、園芸店で見かける種類はこのタイプになります。栽培を始めるときは、丈夫な種類か、暑さに弱いタイプか、確認してからにしましょう。
花や株姿のバラエティーが多く、この仲間をひと言でいい表すことはできません。丈夫なタイプは繁殖力おう盛で、洋ランとしては寒さにも強いものが多くあります。これらは簡単にふやすことや、短期間で大株にすることも可能です。以下の解説は、流通量が多く丈夫な種類を対象とした内容としています。

基本データ

園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 中米から南米北部にかけて広く分布
草丈/樹高 5~60cm 開花期 12月~6月(種により異なる)
花色 白,茶,複色,黒,オレンジ,黄 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • マキシラリア・ポルフィロステレ

    Maxillaria porphyrostele
    最も流通量の多いマキシラリア。2月から3月にかけて開花し、株元に明るい黄土色の花を開花させ、日本のシュンランのような雰囲気がある。
  • マキシラリア・ピクタ

    Maxillaria picta
    中型種で、ポルフィロステレに比べ株も花も大きくなる。冬の初めに明るめの黄色に褐色の斑紋が入る中輪花を咲かせる。
  • マキシラリア・バリアビリス

    Maxillaria variabilis
    極小型の株に、小指の先ほどもない小さな花をびっしりと咲かせる。ミニ洋ランのさらに小型のマイクロミニ洋ランといえる。
  • マキシラリア・テヌイフォリア

    Maxillaria tenuifolia
    夏咲きの濃茶色中輪花。立ち上がり気味に育ち、バルブとバルブの間隔が広いのが特徴。花はバルブのわきにかわいらしく開花し、ココナッツの香りが楽しめる。
  • マキシラリア・サンデリアナ

    Maxillaria sanderiana
    エクアドルの高地を原産とする大型で、乳白色の大輪花を咲かせるマキシラリア。開花している姿はとても立派ですぐにでも欲しくなるが、夏の暑さと蒸れにたいへん弱いタイプ。夏の間、冷涼な気候の場所で栽培できる方向け。

育て方・栽培方法

マキシラリアの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:江尻宗一(えじり・むねかず)
アメリカ・サンタバーバラのラン園への留学を経て、須和田農園を経営。カトレアを中心に育種にも取り組む。毎年、世界各地のランの自生地を訪れ、失われつつある野生状態を記録している。日本洋蘭農業協同組合(JOGA)・組合長。英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員。
※植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がございますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >

マキシラリアのそだレポ(栽培レポート)

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